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チーム・サンウェブのワレン・バルギル(フランス)がツール・ド・フランス第18ステージのイゾアール峠山頂フィニッシュを制し、自身2度目のツールステージ優勝を達成しました。バルギルは山岳賞トップを示す水玉ジャージ「マイヨアポア」の防衛をより確実なものとし、さらに総合ランキングを1つ上げて9位へと躍進しました。
第18ステージは179km先のイゾアール峠頂上を目指すタフなコースで、山岳賞と総合ランキングを争う最終決戦の舞台となりました。ここまで山岳賞で大幅なリードを得たバルギルは、総合ランキングでの上位入賞を目指し、元ツール王者のアルベルト・コンタドール(スペイン)とのバトルを繰り広げました。
バルギルはレースを振り返り、以下のようにコメントしました。
「信じられない!まるで夢のような3週間を過ごしているよ。今日はレースが動き出すのを待って、コンタドールから少しでもタイムを奪おうと考えた。アタックの末にバウケ・モレマをキャッチし、そのまま千切ってマイペースで登り続けたんだ」
TCR ADVANCED SLに乗るバルギルはイゾアール峠で逃げ集団を次々にパスし、驚異的なクライミング能力を発揮します。そして、さらなるペースアップとともにダルウィン・アタプマ(コロンビア)を残り800mで捉え、ツール最大標高となる2,360mの頂上ゴールへと先頭で駆け上がりました。
「先頭にアタプマが見えたんだ。ツール・ド・スイスでは彼に敵わなかったんだけど、今日は競り勝てて嬉しいよ」
バルギルとマシューズはチーム・サンウェブにツール4勝をもたらし、さらに山岳賞とポイント賞でそれぞれトップに立つ快挙を達成。ツール期間中ルームメイトである2名は、キャリア最大の成功を喜び合いました。
「昨夜はマシューズとチームの成功について語り合ったんだ。ツール開幕前は、まさか山岳賞とポイント賞両方でトップに立てるだなんて想像もしてなかった。本当に信じられないよ!」
続く第19ステージは比較的フラットなコースで、集団スプリントまたは逃げ切りが決まるレース展開が予想されます。残るパリまでのステージで、マシューズはマイヨヴェールの防衛とステージ優勝を、バルギルは総合ランキングトップ10のキープに挑戦します。