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NEWS 海外レース タグ 記事一覧

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RACE

2024.02.06

2024シクロクロス世界選手権に柚木選手が参戦

2月3日(土)、チェコのタボールで開催された「2024 UCIシクロクロス世界選手権」男子U23にGIANTサポートライダーの柚木伸元選手(日本大学)が日本代表として参戦しました。 過去3回世界選手権が開催されているタボールは、丘陵地のアップダウンを取り入れた芝路面が多いハイスピードでパワーが求められる1周3.3kmのコース。今回の世界選手権は雨の影響でコースのほとんどが掘れて泥になり、重馬場の路面や自転車に乗れない区間が選手を苦しめて、よりパワーとテクニックが求められるコンディションでレースが行われました。 U23で2年連続の世界選手権参戦となる柚木選手はゼッケン49番を着けて後方からスタート。 直後に起きた集団落車を上手く切り抜けた柚木選手は、一時14位まで順位を上げます。 しかし、その後すぐにチェーン外れのトラブルが発生してしまい順位を大きく落としてしまいます。 遅れを取り戻すためにペースを上げた柚木選手ですが、その後もチェーントラブルが発生し、ハードなコースコンディションに体力を奪われて中盤以降ペースを落としてしまいます。 ピットでバイク交換をしながら対処して、最終的に52位でレースを終えました。   柚木選手コメント スタートから冷静に走ることができ、集団前方での落車による影響も受けることなくレースを進めることが出来ましたが、1周目から複数回起こしてしまったバイクトラブルや、慣れない海外でのマッドレースに苦戦して順位を下げてしまいました。目標とは程遠い結果で、応援して頂いた方々やサポートして頂いた方々には申し訳ない気持ちでいっぱいですが、このレースで経験したことはとても重要な事だと感じました。来年以降に繋げられるよう、また工夫していきたいと思います。応援、サポートありがとうございました。 画像提供 : Nobuhiko Tanabe

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2024.01.10

チーム・ジェイコ・アルウラーがオーストラリア・ナショナル選手権で活躍!

チーム・ジェイコ・アルウラーは2024年のレース開始を勝利で飾りました。オーストラリア・ナショナル選手権のエリート男子3種目すべてでタイトルを獲得し、男子タイムトライアルとロードレースで表彰台を独占しました。 新加入メンバーのルーク・プラップは、タイムトライアルとロードレースの両方で優勝。チームを牽引しました。チームメイトのクリス・ハーパーはこの2種目で銀メダル、マイケル・ヘップバーンはTTで銅メダル、ケランド・オブライアンはロードレースで銅メダルを獲得しています。もう一人の新ライダーであるスプリンターのカレブ・ユアンは男子クリテリウムで優勝しました。 イネオス・グレナディアーズを経て、今年チーム・ジェイコ・アルウラーに加入したプラップは、CADEX AERO WHEELSYSTEMSを搭載したTRINITY ADVANCED PROでタイムトライアルを勝利。37.5kmのコースでハーパーに33秒差をつけ、2021年に続き2度目のTTナショナルタイトルを獲得しました。 優勝したプラップは以下のようにコメントしました。「これは特別なことだよ。チーム・ジェイコ・アルウラーにいると、故郷に帰ってきたような気がするね。またこのグリーンとゴールドの優勝ジャージを手にできた。2021年以来、このストライプが本当に恋しかった。」 エリート男子の第2レースはクリテリウムが開催され、3つのグランツールすべてでステージ優勝を果たしている新スプリンターのカレブ・ユアンをチームがサポート。いくつかの逃げ集団を追い詰めながらレースをコントロールしました。40周最後の周回ではオブライアンとブレイク・クイックがユアンをリードし、ユアンはゴールラインまで見事なスプリントを見せました。 ユアンはキャリア4度目のクリテリウム・ナショナルタイトルを獲得した後、以下のようにコメントしています。「今年は良いスタートを切りたかった。チームは素晴らしい仕事をしてくれた。」 最終戦は11.6kmの丘陵コースを16周する186kmのロードレース。プラップとハーパーは早い段階で動き出し、残り100kmを過ぎたところで先頭から飛び出しました。CADEX 50 ULTRA WHEELSYSTEMSを装着したPROPEL ADVANCED SLに乗り、新チーム仕様のGIANT REV PROヘルメットを着用した二人は協力し合い、ハーパーはプラップの3年連続オーストラリア・ロード・ナショナルタイトル獲得をサポートしました。 プラップとハーパーは後続と6分以上の差をつけてゴール。チームメイトのオブライアンはフィールドスプリントを制して最後の表彰台に上りました。 ハーパーは以下のようにコメントしています。「スタート直後から、僕たちはみんな絶好調だったと思う。プラップは終盤本気で飛ばしていたので、少し力を抜くように言ったよ。」 プラップはハーパーに感謝し、チームの健闘を称えました。「レース開始からすべてをコントロールできていたと思う。僕とハーパーは素晴らしい時間を過ごすことができたね。」 新シーズンのスタートを成功させたチームは、1月16日から21日までオーストラリアで開催される2024年UCIワールドツアー開幕戦、ツアー・ダウンアンダーへと次の照準を合わせています。

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2024.01.01

チーム・ジェイコ・アルウラーが2024シーズン向けの新チームキットを公開

2024年のレースシーズンがオーストラリアのツアー・ダウン・アンダーで約2週間後に開幕する中、チーム・ジェイコ・アルウラー(Team Jayco AlUla)が、新しくデザインされたGIANTバイクとレースキットを発表しました。今年のチームには多くの新しい才能が加わり、新しい装いでシーズンをスタートすることを楽しみにしています。 新たに獲得した選手の中で注目されるのは、5回のツール・ド・フランス ステージ優勝と5回のジロ・デ・イタリア ステージ優勝を誇るオーストラリアのスプリンター、カレブ・ユアンです。ユアンは同じく5回のツール・ド・フランス ステージ優勝や複数のナショナルタイトル、メジャーワンデイレースでの勝利を誇るオランダのスピードスター、ディラン・フルーネウェーヘンと共に、チームのフィニッシュトレインに更なる爆発力を加えます。 「この1年間、我々はスプリントとリードアウトの強化に取り組んできました。来シーズンに向けてそれをさらに強化しました」と、チーム・ジェイコ・アルウラーのゼネラルマネージャーであるブレント・コープランド氏は述べています。「世界でもトップのスプリンターであるカレブとディランをチームに迎えるためには、適切なサポートグループが重要です。新たに加わったライダーと今年成長し結束した現在の所属ライダー達によって、最高のスプリントグループができると信じています。」 ユアンとフレーネウェーへンの双璧に加え、チームは強力なパワーを持つマックス・ヴァルシャイトも獲得しました。ドイツ出身で高身長のマックスは、年間を通じたメジャーレースにおいてチームのフィニッシュ戦略の重要な役割を果たすでしょう。 スプリンター以外にも、チームはクライマーと総合系選手を揃えており、ブエルタ・エスパーニャ総合優勝者であり、全てのグランツールで複数のステージ勝利経験を持つサイモン・イェーツや、エディ・ダンバー、クリス・ハーパー、フィリッポ・ザナ、そして2022年のオーストラリアロードレースタイトルを獲得した22歳の新人、ルーク・プラップなどが含まれています。プラップは2023年、プロとしての初年度にイネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)で重要な役割を果たし、しばしばアダム・イェーツのサポートを行っていました。 今年チームには計6名の新しいライダーが加わりました。彼らの中には、23歳で既にジロ・デ・イタリアのステージ優勝を含む数々の重要な勝利を手にしているスイスの逸材、マウロ・シュミットも含まれています。 チーム・ジェイコ・アルウラーのライダーたちは、多様なレースフォーマット、コンディション、地形に対応するためにGIANTの様々なバイクで戦います。バイクにはShimanoのドライブトレインとCADEXのホイールシステム、サドル、タイヤが装備されます。レーサーたちはRev ProやPursuit TTなどのGIANTヘルメットも使用します。さらにチームのライダーやスタッフは、GIANTのプロダクトデザイナーやエンジニアと協力し、新しい最先端の製品の開発やテストに従事します。 年間を通じて、ライダーたちは以下の3つの主要なチームバイクのいずれかを選択する予定です。 Propel Advanced SL このエアロロードマシンはチームの意見を取り入れて完全に再設計され、過去2シーズン、主要なレースで勝利を収めてきました。チームのスプリンターであるユアンやフルーネウェーヘン、そしてPropelでグランツールのステージ優勝を複数回経験しているオーストラリアのマイケル・マシューズが、このバイクでスプリントパックの先頭を走ることが期待されます。 TCR Advanced SL Disc この「トータルレースバイク」は20年以上にわたりレースパフォーマンスの限界を押し上げてきました。数百のプロ勝利を挙げたTCRは、ステージレーサーやクライマー、そしてイェーツを含むオールラウンダーにとって最高の選択肢です。クラス最高の効率性、先進の空力性、そして完璧なコントロール性能をもっており、厳しい山岳ステージや過酷なクラシックレース、挑戦的な地形での長いトレーニングデーに理想的なバイクです。 Trinity Advanced Pro タイムトライアル世界チャンピオンの要求に応えるために作られたこのバイクは、CFD解析と風洞テストを駆使して、実際のレース状況で優れた空力性能を発揮するよう設計されています。そのAeroSystemチューブ形状は、2度のアメリカタイムトライアルチャンピオンであるローソン・クラドックのようなライダーが、レースの結果を左右する数秒を削るのに貢献します。   今年のチームについて詳細を知りたい方は、https://www.greenedgecycling.comをご覧ください。   2024年 チーム・ジェイコ・アルウラー メンバーリスト Lawson Craddock 【ローソン・クラドック(アメリカ)】Alessandro De Marchi 【アレッサンドロ・デマルキ(イタリア)】Davide De Pretto 【ダヴィデ・デプレット(イタリア)】Eddie Dunbar 【エディ・ダンバー(アイルランド)】Luke Durbridge 【ルーク・ダーブリッジ(オーストラリア)】Felix Engelhardt 【フェリックス・エンゲルハート(ドイツ)】Caleb Ewan 【カレブ・ユアン(オーストラリア)】Angers Foldager 【アンダース・フォルダーガー(デンマーク)】Dylan Groenenwegen 【ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ)】Welay Hagos Berthe 【ウェレイハゴス・バーへ(エチオピア)】Lucas Hamilton 【ルーカス・ハミルトン(オーストラリア)】Chris Harper 【クリス・ハーパー(オーストラリア)】Michael Hepburn 【マイケル・ヘップバーン(オーストラリア)】Amund Grøndahl Jansen【アームングルンダール・ヤンセン(ノルウェイ)】Chris Juul-Jensen【クリス・ユールイェンセン(デンマーク)】Jan Maas【ヤン・マース(オランダ)】Michael Matthews【マイケル・マシューズ(オーストラリア)】Luka Mezgec【ルカ・メズゲッツ(スロベニア)】Kelland O'Brien【ケランド・オブライアン(オーストラリア)】Jesús David Peña【ヘスス・ダビド・ペーニャ(コロンビア)】Luke Plapp【ルーク・プラップ(オーストラリア)】Rudy Porter【ルディ・ポーター(オーストラリア)】Elmer Reinders【エルマール・レインデルス(オランダ)】Mauro Schmid【マウロ・シュミット(スイス)】Callum Scotson【カラム・スコットソン(オーストラリア)】Campbell Stewart【キャンベル・スチュアート(ニュージーランド)】Max Walscheid【マックス・ヴァルシャイト(ドイツ)】Simon Yates【サイモン・イェーツ(イギリス)】Filipo Zana【フィリッポ・ザナ(イタリア)】

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2023.10.13

アジア大会トライアスロンで小田倉選手が銀メダル獲得

9月29日(金)中国の杭州で開催された第19回アジア競技大会に、GIANTがサポートする小田倉真選手(三井住友海上/東京)がトライアスロン日本代表として参加して銀メダルを獲得しました。 第一種目のスイムを3位で終えた小田倉選手は、第二種目のバイクパートでは先頭で逃げるチームメイトのニナー賢治選手のサポートにまわり、追走集団内で牽制しながら走行します。最終ランパートに入る段階でトップと3分以上の差を確認した小田倉選手は、ライバル選手を振り切って2位でゴールしました。   小田倉選手コメント コロナの影響で一年延期となったアジア競技大会。前週の世界選手権からの連戦で疲労が残っている状態でしたが、優勝を目標に臨みました。スイムでは先頭と差がない位置で終始泳いで3位でバイクパートへ。 バイクパートでは、チームメイトのニナー賢治選手が単独で飛び出したので一時は追走しましたが、ランが強いカザフスタンと中国の選手に自分がマークされてしまったため、ニナー選手を追うのをやめて集団で様子を見ました。集団が牽制状態となったため、一周目終了時にニナー選手と30秒差がつきました。その後も集団は牽制状態が続き、バイクパート終了時点で先頭と3分以上の差ができました。 最終のランパートは起伏が激しいコースなので最初は飛び出さずに走ります。その後集団から抜け出した中国とカザフスタンの選手をマークして後ろについて走りました。バイクパートでPROPELとCADEX 50 ULTRAの高速性能にサポートしてもらい、ランに体力を温存することができたため、2周目の上りでペースアップして中国選手を離し、最終周回にペースアップしてカザフスタン選手を離して逃げ切り2位でゴールしました。 世界選手権からの疲労もあり優勝することができなかったアジア大会ですが、最低限の2位で、オリンピックランキングにつながるポイントも獲得出来たレースでした。今後もオリンピックポイントの獲得を目標に、ワールドトライアスロンカップを中心に参戦していきます。   Photo : World Triathlon / Janos M. Schmidt

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2023.10.11

GIANTのXC&DHライダーが2023ワールドカップシリーズで躍動!

カナダのカーター・ウッズは、チームに所属して初めてのシーズンでブレイク。 モンサンタンでのXCC表彰台を含む強力なフィニッシュを飾りました。Robin Nevrala photo GIANT FACTORY OFF-ROADチームのXC(クロスカントリー)とDH(ダウンヒル)ライダーは、カナダ・ケベック州のモンサンタンで開催された2023年ワールドカップシリーズの最終戦に出場し、シーズンを締めくくりました。 今シーズン、選手たちは両競技で素晴らしい走りを見せ、チームは表彰台を獲得し成功を収めました。   クロスカントリー 2023年UCI MTBワールドカップシリーズでもっとも過酷なコースとなった最終週のハイライトは、カーター・ウッズ(Carter Woods)がU23(23歳以下のカテゴリー)男子ショートトラック クロスカントリーで表彰台に上り、シリーズ総合2位を獲得したことです。 ウッズは今年、表彰台でおなじみの顔となり、モンサンタンでも好成績を収め、シーズンを締めくくりました。Robin Nevrala photo さらに、U23男子クロスカントリーオリンピックでも総合3位に入り、チーム1年目の彼にとって飛躍のシーズンとなりました。21歳のウッズは今年、ワールドカップで3つの勝利を収め、その中にはイタリアのヴァル・ディ・ソーレでXCOとXCCの両方を制覇するという快挙も含まれています。 ウッズの今年のハイライトは、ヴァル・ディ・ソーレでのXCO&XCCダブル優勝でした。Robin Nevrala photo 「今年のメインの目標は、エリートに上がる前、最後のU23でのシーズンを楽しみながら、ワールドカップでコンスタントに表彰台に上がることでした。途中、山あり谷ありだったけれど、ヴァル・ディ・ソーレでダブル優勝を果たしたパーフェクトなレースには自分でも驚きました」とウッズは語りました。 ウッズは今年、XCOとXCCの両方でカナダのエリート男子ナショナルタイトルも獲得しています。 ANTHEM ADVANCED PRO 29ERは2023年のワールドカップで、ウッズを多くの勝利と表彰台に導きました。Robin Nevrala photo チームのもうひとりの1年目ライダー、ベルギーで5度のXCチャンピオンに輝いたイェンス・シューマンス(Jens Schuermans)もまた、力強いシーズンを送りました。男子エリートカテゴリーに参戦したシューマンスは、モンサンタンで総合5位以内を死守し、UCI XCCワールドカップランキング4位でシーズンを終えました。 ベルギーのイェンス・シューマンスは、モンサンタンの最終ラウンドでXCC総合ランキングのトップ5を守りました。Robin Nevrala photo 「GIANT FACTORY OFF-ROADチームに加入して1年目のシーズンは、素晴らしいチームとスタッフに出会えて、最高の1年になりました! XCCとXCOでワールドカップトップ10入りを7回果たし、多くの目標を達成できました。さらにはXCCランキングで総合4位になることができ、嬉しさでいっぱいです。新型ANTHEMのパフォーマンスも助けになり、UCIランキング トップ10近くでシーズンを終えることができました。これは今までで最高の総合ランキングです」と、シューマンスはコメントしました。   ダウンヒル レミ・シリオン(Rémi Thirion)をはじめとするDHアスリートたちは、 今年発売された新しいGLORY ADVANCEDの開発において、重要な役割を果たしました。Sven Martin photo ダウンヒルでは、オーストラリア出身の若手ルーク・マイヤースミス(Luke Meier-Smith)とレミ・マイヤースミス(Remy Meier-Smith)が今年からチームに加わり、新体制となりました。この兄弟デュオとベテランのフランス人ライダー、レミ・シリオン(Rémi Thirion)の3人は、今年発売された新型GLORY ADVANCEDでレースに臨みました。 レミ・シリオンは、怪我を乗り越え、ルダンヴィエルでは表彰台を勝ち取って、無事シーズンを終えました。Sven Martin photo ワールドカップでこれまで7度の表彰台を獲得しているシリオンは、今シーズン数ラウンド欠場することになった怪我などの困難を乗り越えて戦いました。 「ヨーロッパ選手権での転倒で脳震盪を起こし、第5戦のヴァルノードを欠場することになりましたが、シーズン終盤のルダンヴィエルでは表彰台に上ることができました。今年、新しいGLORY ADVANCEDでワールドカップを走れたことは、特別なことです。開発プロジェクトの一員として多くの仕事をこなし、テストを繰り返す日々でしたが、このバイクの歴史の一部になれたことに感謝し、誇りに思っています!」とシリオンは語りました。 マイヤースミス兄弟にとっても、大きな勝利と怪我との戦いで、浮き沈みの激しいワールドカップシーズンとなりました。ルークは新チームで開幕戦を勝利し、まだ発売前のGLORY ADVANCEDのプロトタイプでオーストラリアのエリート男子DHナショナルタイトルを獲得しました。 ルーク・マイヤースミスは、エリート男子オーストラリアDHナショナルチャンピオンシップで優勝し、2023シーズンのスタートを飾りました。@mattstaggsvisuals photo 「今年は1度だけでなく2度も怪我をしてしまい、自分が達成できるレベルまで戻るのに苦労しました。精神的にも楽ではなかったけれど、ベストを尽くして復帰できたことを誇りに思います。今シーズンは僕が求めていたようなものではなかったけれど、自分の可能性を知っているし、必ず達成できると信じています。2024年は注目してください!」と、ルークはコメントしました。 18歳で初めてエリート男子カテゴリーで競ったルークの弟、レミも、ヴァル・ディ・ソーレでのトップ10など、印象的な結果を収めて素晴らしい才能を示しました。 レミ・マイヤースミスは、エリート男子DH競技の初シーズンを堅実にこなし、ヴァル・ディ・ソーレでトップ10フィニッシュを成し遂げました。 Sven Martin photo   2023シーズンが終わり、若き才能溢れるフレッシュなチームは今後2024年に目を向けます。XCライダーたちはパリに焦点を当てるなど、より高いレベルを目指します。

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2023.07.05

カーター・ウッズがチームを率いてワールドカップで勝利!

カナダのカーター・ウッズ(Carter Woods)がイタリアのバル・ディ・ソーレで行われた最新のMTBワールドカップで圧倒的なパフォーマンスを見せ、U23男子カテゴリーのショートトラック(XCC)とクロスカントリー(XCO)のレースで優勝しました。ウッズは、2023年のワールドカップシーズン前半において、あらゆるMTBレースの種目で成功を収めており、GIANT Factory Off-Roadチームの存在を輝かせています。 ウッズは、今年チームに加入した新人ライダーであり、現在のカナダナショナルチャンピオンとして、クロスカントリーレースの若手トップ選手の一人として台頭しています。22歳の彼は、スイスのレンツァーハイデで行われたXCワールドカップ第2戦でXCOでは2位、XCCでは3位となり、2つの表彰台を獲得しました。今回のイタリアでの2つの勝利により、ウッズは現在、XCCランキングで2位、XCOランキングで3位となっています。 ウッズは、木曜日のXCCレースで強力なスプリントを見せ、バル・ディ・ソーレでのレースを制しました。彼はAnthem Advanced Pro 29、Giant Rev ProヘルメットとCharge Proシューズを使用し、ペースの速い20分間のレースで常に先頭集団にいました。最終周回では4人のライダーによるバトルが展開され、ウッズが最も強力なスプリントでフランスのルカ・マルタンとアドリアン・ボイシュを抑え、それぞれ2位と3位に入りました。 「テクニカルなロックガーデンがあり、ギャップが形成されていたので、エネルギーを節約するかただ前に行くか迷いました」と、勝利後にウッズは語りました。「しかし最後の周回の展開を見て、私はただ前に進むことにし、小さなギャップを作りました。上りでアタックし、そのギャップを保ったまま最終のストレートに入り、最後まで突き進みました」。 2日後、ウッズはXCOレースでも再び躍り出ました。「XCCで優勝して自信がついたので、クロスカントリーでも挑戦したいと思っていました。厳しいスタートの後、自分が追いかける立場になりましたが、数周後には先頭集団に入ることができました。1人の選手が先頭からアタックしましたが、私は安定したペースで行くことを選びました。このテクニカルなトラックでは、小さなミスだったとしても、そこからあっという間に戦えなくなってしまうことがあるからです」。 ウッズはポジションを保ち、最終周回で攻撃を仕掛けました。「3位にアタックして、先頭が見える中で2位を確保した時、最後の半周しか残っていないところで『前輪がパンクした』という声が聞こえました。それから私は全力を出して勝利しました。XCCとXCOのダブル優勝を達成するのは信じられないことです。今は1か月後の世界選手権に向けて集中しながら、故郷で過ごす時間を楽しみにしています」。   男子エリート XC 今年新たにチームに加入したベルギーのイェンス・シューマンス(Jens Schuermans)も、オーストリアのレオガンでは4位、バル・ディ・ソーレでは5位と、ワールドカップシーズンの前半から安定した成績を残しており、第4戦を終えて現在はランキング13位に位置しています。現在のベルギーナショナルチャンピオンであるシューマンスは、シーズン後半に向けてワールドカップでの表彰台を目指しています。 エリート男子カテゴリーのチームのもう1人のライダー、フランス人のアントワーヌ・フィリップ(Antoine Philipp)は、チェコ共和国のノヴェメストで行われたXCOワールドカップシリーズのオープニングラウンドでクラッシュし、左親指の骨折を負ったため次のラウンドを欠場しました。フィリップは懸命にトレーニングを重ね、順調な進歩を見せています。彼はオーストリアの第3戦で復帰し、XCOで50位でフィニッシュ、バル・ディ・ソーレの第4戦では23位に飛躍しました。 Photos: Robin Nevrala   ダウンヒル GIANT Factory Off-Roadチームは、ダウンヒルレースでも新たな選手を迎えています。オーストラリアの兄弟、ルーク・マイヤースミス(Luke Meier-Smith)とレミ・マイヤースミス(Remy Meier-Smith)が加わりました。現在のオーストラリアのエリート男子DHナショナルチャンピオンであるルークは、タスマニアで行われた初のワールドカップエンデューロレースで歴史的な勝利を収め、ワールドカップのダウンヒルレースに向けても意気込んでいましたが、残念ながらスイスのレンツァーハイデでのトレーニング中のクラッシュで鎖骨を骨折してしまいました。ルークはスコットランドで来月開催されるUCI世界選手権での復帰を目指して、リカバリーに努めています。 一方、ルークの弟であるレミは、エリート男子クラスでの初のワールドカップダウンヒルシーズンを、印象的にスタートさせました。新しいGlory Advancedチームバイクに乗るレミは、バル・ディ・ソーレでトップ10フィニッシュを果たし、エリートとしてのワールドカップ参戦がわずか3回目ながら、素晴らしいパフォーマンスを見せました。18歳のレミは、シーズン後半にトップ20ランキング(総合19位)をキープし、成績を上げ続けることを目指しています。 「前回のレオガンでの19位から、順位を上げることを期待してバル・ディ・ソーレのレースに臨みました。決勝ラン直前に雨が降り始め、心配せずにはいられなかったです。途中で大きなミスをしてほぼクラッシュしかけましたが、そこから一層頑張ってゴールまで突き進み、順位を取り戻しました。タイムは保たれ、エリートワールドカップで3回目のレースで、10位でフィニッシュすることができました。この結果をとても嬉しく思い、努力を続ければさらに上位を目指せると感じています」と、レミは語りました。 チームの3人目のDHスペシャリスト、フランス人ライダーのレミ・シリオン(Rémi Thirion)も、バル・ディ・ソーレでの最後のラウンドで素晴らしい結果を残し、15位でフィニッシュしました。   エンデューロ 今年初めてUCIワールドカップに組み込まれたエンデューロレースでは、ユン・デニアー(Youn Deniaud)がチームのリーダーとしてReign Advanced Proチームバイクで活躍しています。このフランス人ライダーは安定した走りを見せ、最初の5戦で4回の総合トップ10フィニッシュを果たしました。デニアーは現在、シーズン後半の最後の2戦に向けて総合ランキングで8位に位置しています。 デニアーのチームメイトであるカナダのマッケイ・ヴェジーナ(Mckay Vezina)も国際的なエンデューロレースで強さを見せ、好調なシーズンを送っています。彼は数回のトップ20フィニッシュを果たし、7戦中5戦終了後の総合ランキングで17位に位置しています。   E-MTB 最後に、チーム唯一のE-MTB競技者であるオーストラリア人のジョシュ・カールソン(Josh Carlson)は、E-EDRワールドカップで素晴らしい成績を収めており、エリート男子総合ランキング10位に位置しています。彼はTrance X Advanced E+ E-bikeに乗り、最後のラウンドであるイタリアのバル・ディ・ファッサで自己最高位の4位フィニッシュを果たしました。 Photos: Sven Martin

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2023.06.28

ジェイコ・アルウラーがツール出場メンバーを発表!

チーム ジェイコ・アルウラーは、2023年のツール・ド・フランス出場メンバーを発表しました。このメンバーは、スプリントと山岳ステージに重点を置いたバランスの良い布陣となっており、世界最高峰のステージレースにに向けて集中力を高めています。 今年すでに6勝を挙げているフルーネウェーヘンは、自信に満ち溢れステージ優勝を目指す準備を整えています。 第110回ツール・ド・フランスは、7月1日にスペインのバスク地方で始まります。ビルバオとサン・セバスティアン地域で2つの山岳ステージを経て、フランス南西部に進入し、ピレネー山脈へ進みます。ツアー序盤に、早くも重要な戦いを迎えるという異例のスタートとなります。最初の山頂フィニッシュも1週目に含まれています。 今年のチーム ジェイコ・アルウラーは、スプリントステージと山岳ステージの両方に対応できる布陣となっています。オランダの強力なスプリンター、ディラン・フルーネウェーヘンは、過去ツール・ド・フランスで5つのステージ優勝を果たしており、今年もステージ優勝を目指します。一方、イギリスのクライマー、サイモン・イェーツは、山岳ステージでチームリーダーとして活躍するでしょう。 イェーツは今年のツールに向けて、レース出場数を減らしてトレーニングに重点を置いてきました。 「スプリントステージと山岳ステージともに目標を掲げており、大会に向けて懸命に努力をし準備したことが、昨年同様に良い結果となるよう願っています。このレースはあらゆる面で最も激しくチャレンジングなレースのひとつであり、それゆえに特別なものとなり勝利はさらにこの上ない喜びとなるのです」とチームのゼネラルマネージャー、ブレント・コープランドは述べています。 6回目のツール出場となるフルーネウェーヘンとイェーツに加えて、ベテランライダーも出場メンバーに含まれます。オーストラリアのルーク・ダーブリッジは、9回目のツール・ド・フランス出場となります。また、デンマークのクリストファー・ユールイェンセンは、6回目のツール・ド・フランスのスタートを切ります。 スロベニアのルカ・メズゲッツは、フルーネウェーヘンのスプリントを支える重要選手です。 スロベニアのルカ・メズゲッツは、フルーネウェーヘンの信頼できるリードアウト役として、4回目のツール・ド・フランス出場を果たします。また、過去複数回アメリカのタイムトライアルチャンピオンに輝いたローソン・クラドックは、3回目の出場となります。さらに、オーストラリアのクリス・ハーパーとオランダのエルマール・レインデルスは、今年初出場となります。   スプリント勝利を目指して フルーネウェーヘンは今年、Propel Advanced SLチームバイクですでに6勝を挙げており、プロトンをコントロールできるチームメンバーのサポートを得て、自信を持ってスタートしています。 「ルカ・メズゲッツや他のリードアウトトレインとの連携が非常にうまくいっており、レースに自信を持って臨んでいます。体調も良く、チームも強い。もちろん、ステージの最後の数メートル次第だけどね。できる限り最善の準備をし、勝利を目指すチーム体制で臨みます。今年のツールは良い大会になると思いますし、チームスピリットも非常に高く、ジロ・デ・イタリアでの成功を見た後、やる気に満ちています」とフルーネウェーヘンは述べています。   山岳での野望 6年ぶりにジロ・デ・イタリアをスキップし、ツール・ド・フランスに向けて準備を進めているイェーツは、バスク地方での山岳スタートを楽しみにしています。クライマーにとってのチャンスが早い時点で訪れ、初日からの活躍を目指しています。 「紙面上ではとても良いコースで、自分にとても合っているように見えます。バスク地方でのレースが大好きなので、そこからスタートする今年のツールは非常に特別に感じます。狭い道路、急な上り坂、素晴らしいバスクのファンたち、それらは本当に忘れられないものになるでしょう。今年はツールの準備として、レース出場を減らし、トレーニングを重視しました。良い感触があるので、楽しみですね」とイェーツは語りました。 ローソン・クラドックは、山岳ステージでイェーツをサポートする重要なライダーのうちの一人です。 山岳ステージでのイェーツの主なサポートメンバーは、ハーパーとクラドックです。ダーブリッジとユールイェンセンは、平坦区間でのパワーとコントロールを提供し、重要な上りへのアプローチで良いポジションにつけるよう、イェーツをサポートします。 ベテランライダーのルーク・ダーブリッジは、チームに貴重な経験とパワーをもたらします。 ユールイェンセンはこれまでに5回ツールに出場しており、平坦ステージでのコントロール役を担います。   バイクとギア チーム ジェイコ・アルウラーのライダーは、ステージのルートや地形によって最適なバイクとCADEX WheelSystemsを選択します。フラットなステージやスプリントにはPropel Advanced SLが使用され、山岳や起伏のあるステージではオールラウンダーのTCR Advanced SL Discが使用されます。そして、重要な第16ステージのタイムトライアルにはTrinity Advanced Pro TTマシンが用意されています。 第16ステージの個人タイムトライアルでは、Trinity Advanced Pro TTバイクを使用します。 ギアについても、ライダーは数種類のGIANTヘルメットやシューズを選ぶことができます。スプリンターの多くはPursuitヘルメットを最も選ぶ傾向にありますが、クライマーや総合優勝候補のライダーは通常、Rev Proを好んで使用します。イェーツを含む一部のライダーは、新しいSurge Proシューズを使用する予定です。   以下は、チーム ジェイコ・アルウラーが発表したツール・ド・フランス出場メンバーと、ライダーの統計情報です。 <2023 Team Jayco-AlUla Tour de France roster> 選手名 国籍 ツール出場回数 ローソン・クラドック(Lawson Craddock) USA 3 ルーク・ダーブリッジ(Luke Durbridge) AUS 9 ディラン・フルーネウェーフェン(Dylan Groenewegen) NED 6 クリス・ハーパー(Chris Harper) AUS ー クリストファー・ユールイェンセン(Chris Juul-Jensen) DEN 6 ルカ・メズゲッツ(Luka Mezgec) SLO 4 エルマール・レインデルス(Elmar Reinders) NED ー サイモン・イェーツ(Simon Yates) GBR 9   <Tour de France Team Stats> 最年少選手: クリス・ハーパー(28歳) 最年長選手: ルカ・メズゲッツ(34歳) ツール初出場選手: クリス・ハーパー、エルマール・レインデルス ツール最多出場選手: ルーク・ダーブリッジ(9回) エルマール・ラインダースは、ツール・ド・フランスに今年初めて出場します。 Photo:Cor Vos

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2023.06.20

ジェイコ・アルウラーがツアー・オブ・スロベニアで圧倒的な強さを見せる!

チーム・ジェイコ・アルウラーが、UCIプロシリーズのステージレースで5日間にわたって開催されたツアー・オブ・スロベニアで圧倒的な活躍を見せ、3つのステージ優勝と総合優勝を果たしました。 ツアー・オブ・スロベニアは、ツール・ド・フランス直前の最終準備となるレースのひとつに数えられています。このステージレースで、チームのスプリンターであるディラン・フルーネウェーヘン(Dylan Groenewegen)が、最初の2ステージで勝利しました。コロンビア出身、プロ2年目のクライマー、ヘスス・ダビド・ペーニャ(Jesús David Peña)は、混沌とした第4ステージでプロとして初めての勝利を収めました。また、チームの総合成績リーダーであるフィリッポ・ザナ(Filippo Zana)は個人総合優勝を果たしました。 フルーネウェーヘンは190kmの第1ステージで、CADEX WheelSystemを搭載したPropel Advanced SLを駆り、2023シーズン5勝目を飾りました。チームメイトたちは残り20kmの地点で4名の逃げ集団を捕え、フルーネウェーヘンにフィニッシュスプリントのチャンスを作りました。 「チームメイトたちは一日中逃げ集団を追い、僕を有利な位置にもっていくために頑張ってくれました。ルカ(Luka Mezgec)は素晴らしいリードアウトをしてくれました。彼は本当にやる気に満ちています。トレーニングキャンプの後、コンディションも良く、今日のリードアウトは完璧でした」とフルーネウェーヘンは語りました。 フルーネウェーヘンは、続く第2ステージでも勝利し総合首位を守り、間もなく開催されるツール・ド・フランスに向けて、好調さをアピールしました。 「少し上りのある厳しいスプリントだったよ。ツールに向けての良い準備になったし、2連勝できた。チーム全員に感謝している」とフルーネウェーヘンはコメントしました。 第4ステージでは、レースの舞台が山岳地帯に入り、いくつかの1級山岳が待ち構える厳しい日となりました。ペーニャは序盤のクラッシュから復帰し、コバリッドの最後の10kmの上りで攻撃を仕掛けることができました。 チームメイトのザナも先頭でクラッシュに見舞われましたが、ペーニャはザナを追い越して単独で逃げることができました。今年のジロ・デ・イタリアでステージ優勝した実力を持つザナは、2位でフィニッシュし個人総合成績でトップに立ちました。 「ヨーロッパで初めて勝利でき、本当に本当に嬉しいです!」とコロンビア出身のペーニャは語りました。「脚の調子も良く、チームが僕にチャンスを与えてくれました。フィリッポがクラッシュしたのを見たとき、彼のために留まる必要があると思いましたが、監督は大丈夫と言い、ステージ優勝を目指すようにと言われました。私にとって重要なプロとして初めて手にしたステージ優勝であり、ザナの2位も素晴らしい結果です。」 最終ステージは、ブルフニカからノボ・メストへの143kmのコースで、チームはザナのリードを守るために懸命に戦い、ザナは勇敢な走りを見せました。バーレーン・ヴィクトリアスのマテイ・モホリッチは、最後の10kmで攻撃を開始し、追いついたザナは同タイムでゴールし2位に入りました。 「今日はとても暑かったし、最後の上りはとても厳しかった。モホリッチがアタックしてきたので、追いつこうとしましたが、非常に難しかったです。彼がステージ優勝し、僕は総合優勝を果たしました。完璧なレースでした。チームメイトに感謝します。素晴らしい5日間で、毎日一緒によく働きました」とザナはコメントしました。

RACE

2023.05.26

ザナがジロ・デ・イタリアでグランツール初ステージ優勝!

フィリッポ・ザナ(Filippo Zana)は、2023年最初のグランツールであるジロ・デ・イタリアの第18ステージで優勝し、彼のレースキャリア中最大の勝利を挙げました。この勝利によってチーム・ジェイコ・アルウラーは、ジロ2つ目のステージ優勝を獲得しました。 チーム全体にとって大きな日となったジロ・デ・イタリア第18ステージ。ジェイコ・アルウラーのエディ・ダンバー(Eddie Dunbar)は総合順位争いで地盤を築き、個人総合4位に上昇しました。 優勝したザナは、イタリアのロードナショナルチャンピオンジャージを着用し、自身のPropel Advanced SLチームバイクを駆って、山岳地帯の160kmのステージで逃げ切り、ティボー・ピノ(Thibaut Pinot)をスプリントで下しました。これは24歳の彼にとって初めてのグランツールのステージ優勝であり、地元での勝利でした。チームにとってはマイケル・マシューズ(Michael Matthews)の第3ステージ優勝に続く2つ目の勝利です。 ザナはこうコメントしています。「僕にとって、このジロ・デ・イタリアは夢のようなものです。地元ヴェネトで、沿道からは多くのファンが応援してくれました。ワールドツアーチームに参加させてくれたチームに感謝しなければなりません。僕のレベルをここまで引き上げてくれました。」 スプリントデーとなった水曜に続き、第18ステージはドロミテを舞台にした決戦となりました。序盤から多くのアタックが繰り広げられ、カテゴリー1のパッソ・デッラ・クロゼッタの後、ザナは7名の逃げ集団に加わり、最終30kmでの3つの山岳を通過するまでアドバンテージを保ちました。 逃げ集団の中で、ステージ優勝はザナと引退前の最後のシーズンで優勝を狙うベテラン、ピノとの戦いになっていきます。2人は最後の登りで後続を引き離し、約1分のギャップを保ったまま最後の登りの急坂に突入。ザナは、そこから完璧な動きをし、残り約200メートルで最後のスプリントを開始しました。 ザナはレース後、このように語っています。「こんな機会はめったにないと思っていたので、最後の瞬間まで遅れないように、すべてを出し切ろうと思った。イタリアのナショナルチャンピオンジャージを着てジロ・デ・イタリアのステージで勝つなんて、信じられない気持ちだよ。」 一方、ステージ優勝争いのすぐ後ろで、ザナのチームメイト、エディ・ダンバーも素晴らしい1日を過ごしていました。チーム・ジェイコ・アルウラーに加入して1年目、2度目のグランツールに出場した26歳のダンバーは、3週間のグランツールで個人総合の順位を上げ続けています。第16ステージで総合8位から5位に浮上し、第18ステージではさらに1つ順位を上げ、山岳では素晴らしい走りを見せました。 「プリモシュ・ログリッチがアタックしてきたとき、僕はただ自分のペースで走っていた。ジョアン・アルメイダがやってくるのもわかっていた。一日一日を大切に過ごしている。このような勝利はそうそうあるものではないし、この勝利はチームの皆のおかげだと思う。おめでとう!」 Photo: Cor Vos photo

RACE

2023.05.08

マシューズがジロ・デ・イタリアの第3ステージで勝利!

チームジェイコ・アルウラーのライダー、マイケル・マシューズ(Michael Matthews)は、メルフィでのゴールに向かう上りスプリントで、マッズ・ペデルセンとカデン・グローブスを引き離し、スリリングなレースを制しました。 マシューズは、上りのスプリントフィニッシュを得意としており、そのパワーとスピードを活かして今年最大の勝利を手にしました。 チームの見事なサポートによって、ゴールへの難しいアプローチで有利な位置につけることができたマシューズは、猛然とスプリントを繰り出し、2019年のロード世界チャンピオンであるペデルセンや、今シーズン複数の優勝を挙げている強力なスプリンター、グローブスを抑えました。 マシューズは常にマークされていましたが、彼のフィニッシュスプリントには敵う相手はいませんでした。 この勝利は、マシューズにとっては感慨深いものでした。彼は今年最初のグランツールに向けて、多くの困難に直面していたのです。ミラノーサンレモや春のクラシックレースシーズンに向けて準備をしていた3月、コロナ陽性のテスト結果を受けて競技から離れることになりました。 マシューズはこうコメントしています。「正直言って、言葉にならない。この2か月間で経験したことを考えると、チームのために勝利を収めることができて、とても嬉しいよ。」 ヴァストからメルフィへ南下する213kmの第3ステージは、最終40kmまでほとんどが平坦で、最後に2つのカテゴリー付きクライムとゴールまでの坂が待っていました。チームジェイコ・アルウラーは、最後の数キロでのバトルになることを予測して序盤の2人のブレークを許し、その後巻き返しを図りました。

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