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NEWS トライアスロン タグ 記事一覧

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2022.09.08

トライアスロン・ロングディスタンス日本選手権で小田倉選手が優勝!

9/4(日)新潟県佐渡島で開催された「第26回 トライアスロン・ロングディスタンスナショナルチャンピオンシップ」で、GIANTがサポートする小田倉真選手(三井住友海上/東京)が優勝しました。 ロングディスタンスに初挑戦した小田倉選手は、国内トップ選手17名が出走したレースで2kmのスイムを2位で終えると、平坦基調の80km+起伏が激しい28kmによる計108kmのバイクコースに「PROPEL ADVANCED SL DISC」+「CADEX 65 DISC TLホイール」を選択してトップタイムを出しレースをリードします。小田倉選手は得意のランで、21.1kmをトップタイムで走り抜けて優勝しました。 小田倉選手コメント 以前から興味があったロングディスタンスに初めて挑戦しました。苦手なバイクパートを強化していくなかで、ドラフティングができず単独走となるロングディスタンスで走力を確認したい思いもありました。機材は、佐渡の108kmのコースプロファイルを最速で走る抜けるために、エアロロードのPROPELと65mmハイトのCADEXを選択しました。他の全参加者がTTバイクを選択する中、唯一ロードバイクで走りましたが、後半の上り坂を含めてPROPELの性能を十分に発揮してバイクラップを最速で終えることができました。最後のランニングでも100km以上走行したとは思えないほど脚が残っていて、最後まで崩れることなく優勝することができました。 来年はパリ五輪に向けてオリンピックディスタンスに集中しますが、世界ロングディスタンス選手権やアイアンマン70.3への挑戦も考えていきたいと思います。

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2022.05.18

世界トライアスロンシリーズ横浜で小田倉選手が9位に

5/14(土)神奈川県横浜市で開催された「ワールドトライアスロンシリーズ横浜大会」で、GIANTがサポートする小田倉真選手(三井住友海上/東京)がエリート男子クラス日本人最高位となる9位でゴールしました。 世界の強豪50名が一斉にスタートしたエリートクラスで、小田倉選手はスイムをトップと約10秒差の14位で終えると、バイクパートでは早々先頭集団に合流します。コーナーでの動きを優先させてTCR ADVANCED SL DISCにCADEX 42 DISC TLホイールシステムを選択した小田倉選手は、集団の中でランに向けて体力を温存しながら走行します。大集団のまま進んだ40kmのバイクパートも最終周回に縦に伸びたため、小田倉選手はトップと約10秒差の29位で最終10kmのランパートへ。バイクパートでの体力温存がプラスに働いた小田倉選手はランで順位を上げていき、最終ゴールスプリントで1名抜いて自身最高位の9位でゴールしました。   小田倉選手コメント 世界トライアスロンシリーズ横浜は今回で4回目の出場です。毎年ここ横浜大会はバイクまで大集団で展開して、ランニング勝負になることが多いため、今回もその展開を予想しました。バイクでは集団内体力を温存して得意のランに繋げるために、コーナーやUターンでの取り回しとクイックさを優先させてTCRにCADEX 42ホイールシステムを前後に選択しました。計画通り上手く体力を温存出来たため、9位というベストリザルトを残すことが出来ました。 しかし、トップの選手とのタイム差が1分半あるので実力差も痛感しました。今回の経験を生かして次のレースまで準備して、トップとの差を少しでも縮めていきたいと思います。

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2022.05.16

世界パラトライアスロンシリーズ横浜に梶選手が参戦

5/14(土)神奈川県横浜市で開催された「ワールドトライアスロン・パラシリーズ 2022」のパラトライアスロンに、GIANTがサポートする梶鉄輝選手(JPF/兵庫)が2年連続で出場しました。 梶選手のPTS5-Mカテゴリーは強い雨が降る中、6時50分にスタート。スイムでは世界の強豪選手に積極的な泳ぎで前半ついていくものの、片手でのスイムで後半遅れて6位でバイクパートへ。GIANT TRINITY ADVANCED PROに乗り濡れてテクニカルなコースを、ミスなく体力を温存して走り切った梶選手は、最終のランパートで全力を尽くして8位でゴールしました。   梶選手コメント パラトライアスロン5年目で初めての雨レースでしたが、悪天候はシクロクロスで慣れているので自分のパターンをいくつも想定してレースへ挑みました。 スイムはスタートから積極的に泳ぎましたが、後半で速いペースを維持出来ず少し遅れました。バイクはなるべくランへ体力を温存するために、速く走ることよりもいつものペースで力を抜いて走りました。そしてランは自己ベストタイムに近いタイムでフィニッシュ。 自分では狙い通りのレースは出来ましたが、海外勢はさらに速かったです。 シーズンまだまだ長いので、ここからトレーニング積んでシーズン後半に結果を出せるようにしていきます。 応援ありがとうございました!

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2022.02.24

アイアンマン70.3ジーロングでアップルトンが優勝!

GIANTがスポンサーを務めるトライアスリート、サム・アップルトン(Sam Appleton)は、2022年レースシーズンの幕を開け、アイアンマン70.3 ジーロングで自身3度目の優勝を果たしました。オーストラリア男子トップ選手に挙げられる、同じGIANT所属のティム・バン・バーケル(Tim Van Berkel)も、トップ5入りを果たしました。 アップルトンは、同じオーストラリア出身のジョシュ・アンバーガーとルーク・ウィリアムに続いて3位でスイムを終えました。バイクに乗り走り出すと、アップルトンは他の選手とは一線を画す走りを見せました。Trinity Advanced ProにCADEX Aero WheelSystemを装着したアップルトンは、90kmのバイク区間をこの日の最速タイムで駆け抜けたのです。 「優勝するためには、速く泳いで集団から離れる必要があると分かっていた。幸いなことに、ジョシュ・アンバーガーも同じようなレース戦術をとっていたので、バイクではうまく協力し合いながら走ることができたんだ。」と、アップルトンは語りました。 2回目のトランジションへ向かう頃、アップルトンはこのレースで最も重要となる動きを見せました。バイクの終盤でアンバーガーに対してわずかなアドバンテージを得ると、その後一度も後退することなく走り続けたのです。 「バイクの終盤でジョシュを引き離し、単独でトランジションに入ったときは血の味を感じるほどだったけれど、その勢いのままランをスタートした。後続選手との差を広げてそのままフィニッシュし、タイトルを獲得することができた。」 バン・バーケルは5位入賞を果たし、GIANTのトライアスリート2名がトップ5入りを果たしました。 レース後アップルトンは以下のように語っています。 「まだこの先の目標も見据えていますが、ジーロングで3度目の優勝を飾れたことはとても嬉しいです。」 「昨年末にコーチを変えて、今までとは少し違ったトレーニング方法を取っていました。この結果によって、自分たちが正しい道を歩んでいると確信できたことが、今後の大きな自信につながると思います。長いシーズンで、私にとっての大きな目標は今年の後半にありますが、シーズン序盤にレースをすることは身体の状態や今後取り組むべきことを確認するための素晴らしいテストになります。今シーズンは高い目標を掲げているし、常に改善すべき点があると思っています。」 Photo: Korupt Vision photo

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2022.01.17

東京五輪代表トライアスリート 小田倉真選手とサポート契約

GIANTは、東京オリンピックトライアスロン競技に日本代表選手として参戦した小田倉真選手とサポート契約を締結しました。 2024年パリ五輪出場という小田倉選手の目標達成に向けて、GIANTは機材面でサポートしていきます。 小学生3年生のときに始めた水泳を高校3年生まで続けた小田倉選手は、日本体育大学入学を機にトライアスロン競技を開始すると、翌年にはU23の日本代表としてアジア選手権に参戦するなど頭角を現します。大学卒業後の2017年からは三井住友海上のトライアスロン部に所属して競技に専念。同年アジアカップ大阪&村上大会で連続して2位、アジア選手権パレンバン大会で2位、日本トライアスロン選手権で3位になるなど、国内トップレベルで活躍するようになりました。2021年には、世界トライアスロン選手権シリーズ横浜大会で日本人最上位の16位となり、代表選考基準をクリアして五輪代表入りを果たしました。東京2020五輪ではトライアスロン個人で19位、リレーで13位の活躍を見せてくれました。 2021年のトライアスロン・ジャパンランキング2位の小田倉選手は、今後GIANTのTCR ADVANCED SL DISCとPROPEL ADVANCED SL DISCに乗り、CADEX 42 DISCと65 DISCホイールをコースレイアウトによって使い分けて、トライアスロン・オリンピックディスタンスで世界に挑みます。2024年パリ五輪出場を目標に、2022年は世界トライアスロンチャンピオンシップシリーズ6戦と、アジアスプリントトライアスロン選手権、アジア競技大会に出場予定です。   小田倉真さんコメント この度、GIANTと契約させていただきました小田倉真です。私がトライアスロンを始めた時に初めて手にしたバイクはGIANTのTCRでした。東京2020五輪に向けて、メンテナンスでお世話になっている地元小平市のしずおかサイクル店長と相談しながら最新機材として導入し、ともにオリンピックを戦ったのもGIANTのTCR ADVANCED SL DISCです。今後、かねてから縁のあるGIANTとパリ五輪に向けてタッグを組んで挑戦できることを心から嬉しく思っております。 氏名: 小田倉 真(おだくら まこと) 所属チーム: 三井住友海上 生年月日: 1993年7月20日 主な競技カテゴリー: トライアスロン・オリンピックディスタンス 使用機材: PROPEL ADVANCED SL DISC、TCR ADVANCED SL DISC 【主な戦績】2013年 U23アジアトライアスロン選手権日本代表2014年 日本トライアスロン選手権 7位2016年 アジアカップ(村上)2位    国民体育大会(岩手)2位    日本トライアスロン選手権 5位2017年 アジアカップ(大阪)2位    アジアトライアスロン選手権 2位    アジアカップ(村上)2位    日本トライアスロン選手権 3位    シーズン日本年間ランキング 2位2018年 アジア競技大会(ジャカルタ) 7位2019年 アジアカップ(徳興) 2位    アジアカップ(ポカラ) 優勝    日本トライアスロン選手権 3位    ワールドカップ(サント・ドミンゴ) 8位    アジアカップ(シャントウ) 3位    シーズン日本年間ランキング3位2021年 東京五輪日本代表 個人19位、リレー13位    シーズン日本年間ランキング 2位   GIANT ライダー/チームページ:https://www.giant.co.jp/giant22/teamsriders/

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2021.12.24

他の追随を許さない:クリスティアン・ブルメンフェルトの歴史的な1年を支えたバイクたち

クリスティアン・ブルメンフェルトは、年初に大きな目標を掲げました。東京オリンピックや初のフルディスタンス・アイアンマンレースに出場し、2021年を自身のブレイクイヤーにすると計画していたのです。 オリンピック金メダル、トライアスロン世界選手権での優勝、初のアイアンマンレースでの圧勝など、歴史的なシーズンを振り返ると、ノルウェー出身27歳のブルメンフェルトの、すべての準備とハードなトレーニングが報われたことは明らかです。 オリンピックに向けて勢いに乗ったブルメンフェルトは、集中したトレーニング体制で2021年をスタートさせました。さらに今年は、オリンピックディスタンス用のPropel Advanced SL Discと、アイアンマンディスタンス用のTrinity Advanced Proという2つの秘密兵器も追加したのです。 ブルメンフェルトのために特別にデザインされたカスタムグラフィックが2台とも施されています。また、どちらのバイクもCFD解析と動的風洞試験によって、あらゆるヨー角でエアロ性能を最適化するGIANTのAeroSystem Shapingテクノロジーを採用しています。 ここでは、ブルメンフェルトが2021年を忘れられない年にするために使用した、2台のマシンを詳しく紹介します。   PROPEL ADVANCED SL DISC Photo: Charly Triballeau オリンピックやスプリントディスタンスのトライアスロンでPropel Advanced SL Discを選んだブルメンフェルトは、人生最大のレース「東京オリンピック」でもこのバイクを使用しました。オリンピック前に、世界トライアスロン選手権シリーズ横浜大会や世界トライアスロンカップのポルトガル大会などでPropelに乗り優勝したブルメンフェルトは、最高の自信をもってオリンピックに臨みました。 Photo: Tommy Zaferes Propel Advanced SL Discは、高性能なエアロロードマシンとして2つの役割を担っています。単独で走行しているときも、スプリントやアタックで、もちろんオリンピック・トライアスロンで勝利を狙うときにも、ライダーにあらゆるエアロアドバンテージを与えるよう設計されています。GIANTの最高級フレーム素材であるAdvanced SLコンポジットによって、すべてのチューブ形状と角度を最適化し、空気抵抗を最小限に抑え、実際の走行状況下で機能するAeroSystem Shapingテクノロジーを採用して設計されています。 Propelのフレームデザインは、計算流体力学の研究と風洞試験の結果によって生み出されたものです。CADEXホイールやContact SLRエアロコックピットとの組み合わせにより、様々なヨー角において空気抵抗を最小化し、エアロアドバンテージを実現しています。 ドラフティングが許可されたレースでブルメンフェルトは、フロントに42mm、リアに65mmのCADEX WheelSystemを選択します。Shimano Dura-Ace Di2で組まれたディスクブレーキ専用設計のバイクは、強力な制動力とコントロールを実現し、あらゆるコンディションや天候で性能を発揮します。フロントとリアのスルーアクスルは、剛性を高め、ハンドリング性能の向上に役立っています。 ブルメンフェルトのオリンピック金メダルバイクのフレームセットには、日本のアートやファッションによく見られる「七宝文様」からインスピレーションを得た特別なグラフィックが、ダウンチューブのロゴに採用されています。重なり合う円や形は調和と幸福を象徴し、5色の組み合わせは勝利を追い求める動きとスピードを表現しています。   TRINITY ADVANCED PRO 短距離のトライアスロンで目標を達成したブルメンフェルトは、すぐに新たな目標を掲げました。フルディスタンスのトライアスロンに初挑戦することです。112マイルのフルディスタンスでエアロダイナミクスと快適性を最大化するためには、今までと異なるライディングポジションが必要となるため、ピュアトライアスロンバイクでありTTマシンでもあるTrinity Advanced Proで、数ヶ月の準備期間中にトレーニングを開始しました。 2022年にコナで開催されるアイアンマン世界選手権を含む、より長距離の大会を目標に、ブルメンフェルトはメキシコのコスメル島をアイアンマンデビュー戦に選びました。彼はアイアンマン・コスメルで好調なスタートを切り、2.4マイルのスイムをトップから2秒差の2位で泳ぎ切りました。 そこからブルメンフェルトは、新しいマシンで圧倒的な走りを見せ、レースのトップに躍り出ました。CADEX Aero WheelSystemとGIANT Rivet TTヘルメットを装着した彼は、この日の最速タイムとなる4時間2分40秒でバイク区間を走り抜け、2位のRuedi Wild(スイス)に15分以上の差をつけ、圧倒的な強さで優勝を飾ったのです。 実際、ブルメンフェルトはアイアンマン史上最速のタイム(7時間21分12秒)を記録し、トライアスロン界に衝撃を与えました。その後、スイム中にダウンカレントがあったことが分かり、プロトライアスリート協会はこの世界記録を撤回しましたが、ブルメンフェルトが完全にレースを支配していたことは否定できず、アイアンマンの世界記録を塗り替えそうな勢いがあったことは誰の目にも明らかでした。 今月初め、ブルメンフェルトはフロリダの有名なモータースポーツ会場であるデイトナで開催された中距離イベント、CLASH Daytonaで再び大きな勝利を収め、シーズンを締めくくりました。高速道路を何周もする90マイルのバイク区間で、彼は再びCADEX Aero WheelSystemを搭載したTrinity Advanced Proを使用しました。 Photo: @dnarrowgate ブルメンフェルトは、動的マネキンによる風洞試験によって設計されたTrinity Advanced Proのエアロアドバンテージを、明らかに気に入っています。エアロエンジニアリングに加え、一体型デザインのハイドレーションとベントーボックス、ウォーターボトルなど、ロングに特化した機能を備え、エアロ性能の向上に寄与しています。また、幅広い調整機能を備えているため、112マイルにおよぶアイアンマンのバイクパートでも、快適性と効率性のためにフィット感を高めることができます。 Photo: Mikal Iden カスタムグラフィックは青から黒へのフェードで、選手が水中を進む様子や、路面で風を切り裂くような動きを表現しています。メインカラーに筆で描かれたグラフィックは、CADEX Aero WheelSystemのデザインにも反映されています。また、ホイールにはブルメンフェルトのサインと、彼の座右の銘 "It hurts more to lose"が刻まれています。 Photo: Mikal Iden 夢のようなシーズンを終えた今、ブルメンフェルトはすでに2022年に向けての準備を始めています。 ひとつだけ確かなことは、きっと面白い展開になる、ということでしょう。

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2021.11.25

ブルメンフェルトがアイアンマンの世界記録を更新!

東京オリンピックで金メダルを獲得したクリスティアン・ブルメンフェルトが、初挑戦したフルディスタンスのアイアンマン・コスメルを7時間21分12秒の驚異的なタイムで走り切り見事優勝!フルディスタンスの世界記録を更新したブルメンフェルトは、アイアンマンで再びトライアスロン界に旋風を巻き起こしました。 ブルメンフェルトは、Trinity Advanced Proで112マイル(約180キロメートル)を4時間2分40秒で駆け抜けました。@lalobadillo_ photo これまでブルメンフェルトは、スプリントやオリンピックディスタンスの大会に出場し、7月の東京オリンピックで金メダルを獲得後、8月の世界トライアスロン選手権カナダ・エドモントン大会でも優勝しました。その後、ブルメンフェルトは初のアイアンマンディスタンスイベントに照準を合わせます。 2022年にコナで開催されるアイアンマン世界選手権を含む、より多くの長距離レースに挑戦する計画の一環として、ブルメンフェルトはメキシコのコスメルをアイアンマン初戦に選びました。ブルメンフェルトは、2.4マイル(約3,900メートル)のスイムをトップのポール・シュスター(ドイツ)からわずか2秒差の2位で終え、幸先の良いスタートを切ります。 その後、ブルメンフェルトはTrinity Advanced Proで圧倒的な走りを見せ、状況を一変させます。CADEX WheelSystemとGIANT Rivet TTヘルメットを使用し、112マイル(約180キロメートル)の距離を4時間2分40秒という圧倒的な速さで走りきりました。 初めてフルマラソンの距離に挑戦したブルメンフェルトでしたが、ミス無く26.2マイル(約42キロメートル)を2時間35分24秒という驚異的なタイムで走りきり、勝利を手にしました。 ブルメンフェルトの記録は、2位のルディ・ワイルド(スイス)に15分23秒もの差をつけました。ドイツのシュスターは20分20秒差でゴールし、3位となりました。 東京オリンピックでの金メダル、世界選手権での優勝、そしてアイアンマンでの勝利と記録更新。ブルメンフェルトが2021年のトライアスロン界のスターであったことに、疑いの余地はありません。

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2021.11.10

グスタブ・イデンがアイアンマン・フロリダで優勝!

ジャイアントがスポンサーするトライアスリートのグスタブ・イデン選手が、パナマシティビーチで開催されたアイアンマン・フロリダで優勝いたしました。アイアンマン70.3の世界チャンピオンに2度輝いたイデンですが、この大会が彼にとって初めてのフルディスタンスだったこともあり、大きな話題を呼びました。さらに、7時間42分57秒のコース新記録を樹立し、勝利に華を添えました。 2019年のアイアンマン70.3を23歳で制したイデンは、史上最年少の世界チャンピオンとなりました。翌2021年大会でも連覇したイデンは、ショートディスタンスの分野ですでに世界トップの実績を上げています。7月に開催された東京オリンピックをトップ10で終えたイデンは、次にフルディスタンスのアイアンマンに照準を合わせます。当初予定していたアイアンマン・カリフォルニア大会が天候不良で中止になったため、フロリダ大会に方向転換しました。 パナマシティビーチで開催されたレースで、2.4マイル(約3.8キロ)のスイム前半は荒波のコンディションに苦戦するも、2周目に力強い泳ぎでトップグループとの差を縮めたイデンは、バイクへのトランジションを1位で通過しました。その後、カナダのライオネル・サンダース選手がバイクでトップに立ちましたが、イデンは「GIANT TRINITY ADVANCED PRO」と「CADEX AERO WHEELSYSTEMS」を使用して上位に食い込み、112マイル(約180キロ)を4時間05分11秒で走破しました。 数マイル走った時点で、イデンとサンダース2人の優勝争いになることは明らかでした。「ライオネルに離されるか、僕が彼を引き離すかのどちらかだと思っていたから、最後まで混戦になるとは考えてなかったよ。」と、イデンは言います。 2人は残り約10マイルまで一緒にいましたが、イデンがペースを上げるとサンダースはそれに応えることができませんでした。イデンは2時間34分51秒という驚異的なタイムを記録し、従来のコースレコードを1分17秒更新しました。 レース後、140.6マイル(約226キロ)のアイアンマンに今後も挑戦するかどうか聞かれたイデンは、「時間をかけて検討したい」と答えました。「初めてアイアンマンに参加した後、皆『もう二度とやらない』と言うと思うし、今はそんな感じだよ。僕にはハード過ぎたから、数時間後には考えが変わるかもしれないけど、今はもう充分さ。」 2022年にどの距離のレースを目標にしたとしても、イデンはトライアスロン大会で注目され続ける存在になるでしょう。

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2021.08.24

ブルメンフェルトが世界トライアスロン選手権で歴史的なタイトル獲得!

カナダのエドモントンで開催された世界トライアスロン選手権シリーズ最終戦で、オリンピックチャンピオンに輝いたばかりのクリスティアン・ブルメンフェルトが勝利を収め、男子トライアスロン界の頂点に立ちました。 この歴史的な勝利により、ブルメンフェルトはオリンピックの金メダルと世界タイトルを同じ年に獲得した史上初の選手となりました。 ブルメンフェルトは、ライバルであるアレックス・イー(イギリス)に次ぐ総合2位で最終戦を迎えます。今年の世界トライアスロン選手シリーズの総合順位は、横浜、イギリスのリーズ、カナダのモントリオール、東京オリンピック、そしてエドモントンで開催されたシリーズ最終戦を含む計5戦の内、上位3大会を合計して争われました。横浜大会と東京五輪で優勝したブルメンフェルトは、エドモントン大会でライバルのイーを上回ってゴールすれば、タイトルを獲得することができます。 1.5kmのスイム区間で最速だった、現世界チャンピオンのヴィンセント・ルイス(フランス)、マーテン・ヴァン・リエル(ベルギー)、マーク・デヴェイ(ハンガリー)ら3人の先頭グループの後ろで、ブルメンフェルトは追走グループに入ります。 40kmのバイク区間でブルメンフェルトは、エアロロードバイクPROPEL ADVANCED SL DISCを駆り、トップグループに迫る追走グループを牽引します。CADEXホイールシステムを使用し、GIANT PURSUITヘルメットを被ったオリンピックチャンピオンは、総合を争うイーにタイム差をつけていきます。 10kmのラン区間に入る2回目のトランジションで、ブルメンフェルトは先頭に10秒差まで迫っていました。「アレックス・イーが後ろの第2集団にいるのを見て、とにかく先頭のマーテンを逃がさないようにしようと思ったよ。でも、マーテンはランでもとても強かったから、まさか自分が最後勝てるとは思ってもみなかったさ。」とレース後ブルメンフェルトは語りました。 7人の先頭集団で走りながら、ブルームメンフェルトは最終3周目でペースを上げます。その結果、最初に2名が脱落して、その後さらに2名が集団から遅れを取りました。最後の1kmに入ると、先頭はブルメンフェルト、ヴァンリエル、レオ・ベルジェール(フランス)の3人に絞られました。ゴール手前の最後のブルーカーペット区間に入ると、ブルメンフェルトが鋭いアタックを決めてレースを制しました。 「今年は本当に良い年だったよ!シーズン前は、自分は年をとっているし、タイトルもないと思ってた。でも今、自分はオリンピックチャンピオンと世界チャンピオンになったんだ!」 とゴール後にブルメンフェルトは喜びを語りました。

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2021.08.17

クリスティアン・ブルメンフェルトが東京五輪トライアスロンで金メダルを獲得!

クリスティアン・ブルメンフェルト(ノルウェー)は、オリンピック出場を長年夢見てきました。そのための終わりのないトレーニングや様々な犠牲は、7月25日に最高の形で報われました。オリンピックでの金メダル獲得です。 東京の高温多湿の環境下、ブルメンフェルトは一生に一度のレースで圧倒的な強さを証明しました。また、ノルウェーのチームメイトであり、ジャイアントがサポートするグスタブ・イデンも8位入賞でトップ10入りを果たします。ブルメンフェルトの勝利は、ノルウェーに2012年のロンドンオリンピック以来の金メダルをもたらしました。 ブルメンフェルトのキャリアを決定づけたこの勝利を、サプライズと見る人もいます。しかし、この意欲的な27歳のアスリートにとって、これは計画の一部でした。長年、東京での金メダル獲得を目標にしていたブルメンフェルトは、スイムスタート前に桟橋に立ったとき、勝利以外は何もいらないと思っていました。「メダルが欲しかったし、当然金メダルが良かった。金以外だったら、失望していただろう。」と彼は語ります。 その自信は、万全の準備によるものでした。2021年の初め、ブルメンフェルトはGIANTとチームを組み、バイクパートのパフォーマンスを向上させました。今年の春、国際的なトライアスロンレースがようやく活気を取り戻し始めると、ブルメンフェルトはオリンピックの優勝候補の一人として浮上しました。東京五輪のプレビューと言われた、5月の世界トライアスロン選手権シリーズ横浜大会で優勝したブルメンフェルトは、その1週間後にはポルトガルで開催されたワールド・トライアスロン・カップで再び勝利を収めたのです。 ブルメンフェルトは、この2つのレースで同じような展開で勝利しました。それは、バイクパートでの力強い走りに続いて、ランの最終局面でアタックを仕掛けるというものです。長い間レースから遠ざかっていたブルメンフェルトは、新たなレベルに到達していました。Propel Advanced SL Discとともに、スムーズで自信に満ちた走りを見せて先頭集団でしっかり走り、横浜大会では4番手でスタートしたランパートで10秒差をつけて優勝しました。翌週のポルトガルでも同様の展開で8秒差をつけて勝利しました。 東京に向けての最終準備は、スペインのシエラネバダやフランスのフォン・ロムーなどの高地で行われました。ブルメンフェルトとイデンは、スポーツ科学者のチームと協力してトレーニングを行いました。ブルメンフェルトは、「私はいつも、通常よりタフなトレーニングも、喜んで受け入れてきたと言えます。若い頃に大きな結果を残せなかったので、もし自分に一流になる才能がないのなら、もっと努力しなければならないと考えたのです。トレーニングに励み、毎日自分を追い込むことが、私の好きなことです。」と言います。 東京大会では、その努力の精神が世界に向けて発信されました。タフなスイムを終えたブルメンフェルトは、26位でバイクをスタート。Propel Advanced SL Discで、40kmのバイクパートを快調に走り抜けました。ブルメンフェルトが乗った Propel Advanced SL Discのフレームには、調和と幸福を象徴する日本の伝統的な七宝文様を採用し、5色の組み合わせで勝利を追求する動きとスピードを表現する特別なグラフィックが施されました。 このフレームセットは、GIANTのプレミアム素材であるAdvanced SLコンポジットで作られており、GIANTのエアロシステム・シェイピング技術を用いて設計されています。フレーム設計は、徹底的な流体力学解析と動的マネキンによる風洞テストの結果によるものです。チューブの形状は切り詰めた楕円形で、Contact SLR AeroコックピットやCADEX WheelSystemなどのエアロコンポーネントと組み合わせることで、様々なヨー角で抵抗を最小限に抑えることができます。 GIANT Pursuitヘルメットを着用したブルメンフェルトは、すぐに集団の中で順位を上げていきました。T2(バイクからランへ移行するトランジション)では8位まで順位を上げ、10km地点ではレースリーダーのアンドレア・サルビスベルク(スイス)と23秒まで差を縮めました。前方には、銀メダルを獲得したアレックス・リー(イギリス)など、走力に定評のある選手がいました。しかし、ブルメンフェルトは、そのような選手を一人ずつ抜いていきました。最後の1kmでは、ブルメンフェルト、リー、ヘーデン・ウィルド(ニュージーランド)の3人の争いになりました。ブルメンフェルトは、走りの速さで知られる2人に勝つには、ラストスパートをかけられる前に逃げるしかないと考えていました。 ブルメンフェルトはゴール後、ロイター通信に「スプリントになったら彼らに勝つスピードが足りない。だから、残り5分くらいの距離から全力でロングスパートするしかないと思ったし、それで勝てることを願ってたよ。」と語っています。 ブルメンフェルトは、リーとウィルドの間を全力で走り抜けました。彼らがいなくなると、長年に渡って思い描いてきたオリンピックの栄光を手に入れる、ブルーカーペットの上でゴールテープを切るという瞬間を味わうことができました。ラインを越えたとき、彼は歓声を上げ、ゴールテープを掴んで崩れ落ちました。 「長年、夢見てきた瞬間です」とブルメンフェルトは言います。「ゴールを見て、ブルーカーペットを見て、テープを触って。あの日、夢を実現できたことを本当に誇りに思っています。」

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