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2023.06.20

RACE

ジェイコ・アルウラーがツアー・オブ・スロベニアで圧倒的な強さを見せる!

チーム・ジェイコ・アルウラーが、UCIプロシリーズのステージレースで5日間にわたって開催されたツアー・オブ・スロベニアで圧倒的な活躍を見せ、3つのステージ優勝と総合優勝を果たしました。 ツアー・オブ・スロベニアは、ツール・ド・フランス直前の最終準備となるレースのひとつに数えられています。このステージレースで、チームのスプリンターであるディラン・フルーネウェーヘン(Dylan Groenewegen)が、最初の2ステージで勝利しました。コロンビア出身、プロ2年目のクライマー、ヘスス・ダビド・ペーニャ(Jesús David Peña)は、混沌とした第4ステージでプロとして初めての勝利を収めました。また、チームの総合成績リーダーであるフィリッポ・ザナ(Filippo Zana)は個人総合優勝を果たしました。 フルーネウェーヘンは190kmの第1ステージで、CADEX WheelSystemを搭載したPropel Advanced SLを駆り、2023シーズン5勝目を飾りました。チームメイトたちは残り20kmの地点で4名の逃げ集団を捕え、フルーネウェーヘンにフィニッシュスプリントのチャンスを作りました。 「チームメイトたちは一日中逃げ集団を追い、僕を有利な位置にもっていくために頑張ってくれました。ルカ(Luka Mezgec)は素晴らしいリードアウトをしてくれました。彼は本当にやる気に満ちています。トレーニングキャンプの後、コンディションも良く、今日のリードアウトは完璧でした」とフルーネウェーヘンは語りました。 フルーネウェーヘンは、続く第2ステージでも勝利し総合首位を守り、間もなく開催されるツール・ド・フランスに向けて、好調さをアピールしました。 「少し上りのある厳しいスプリントだったよ。ツールに向けての良い準備になったし、2連勝できた。チーム全員に感謝している」とフルーネウェーヘンはコメントしました。 第4ステージでは、レースの舞台が山岳地帯に入り、いくつかの1級山岳が待ち構える厳しい日となりました。ペーニャは序盤のクラッシュから復帰し、コバリッドの最後の10kmの上りで攻撃を仕掛けることができました。 チームメイトのザナも先頭でクラッシュに見舞われましたが、ペーニャはザナを追い越して単独で逃げることができました。今年のジロ・デ・イタリアでステージ優勝した実力を持つザナは、2位でフィニッシュし個人総合成績でトップに立ちました。 「ヨーロッパで初めて勝利でき、本当に本当に嬉しいです!」とコロンビア出身のペーニャは語りました。「脚の調子も良く、チームが僕にチャンスを与えてくれました。フィリッポがクラッシュしたのを見たとき、彼のために留まる必要があると思いましたが、監督は大丈夫と言い、ステージ優勝を目指すようにと言われました。私にとって重要なプロとして初めて手にしたステージ優勝であり、ザナの2位も素晴らしい結果です。」 最終ステージは、ブルフニカからノボ・メストへの143kmのコースで、チームはザナのリードを守るために懸命に戦い、ザナは勇敢な走りを見せました。バーレーン・ヴィクトリアスのマテイ・モホリッチは、最後の10kmで攻撃を開始し、追いついたザナは同タイムでゴールし2位に入りました。 「今日はとても暑かったし、最後の上りはとても厳しかった。モホリッチがアタックしてきたので、追いつこうとしましたが、非常に難しかったです。彼がステージ優勝し、僕は総合優勝を果たしました。完璧なレースでした。チームメイトに感謝します。素晴らしい5日間で、毎日一緒によく働きました」とザナはコメントしました。

2023.05.26

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ザナがジロ・デ・イタリアでグランツール初ステージ優勝!

フィリッポ・ザナ(Filippo Zana)は、2023年最初のグランツールであるジロ・デ・イタリアの第18ステージで優勝し、彼のレースキャリア中最大の勝利を挙げました。この勝利によってチーム・ジェイコ・アルウラーは、ジロ2つ目のステージ優勝を獲得しました。 チーム全体にとって大きな日となったジロ・デ・イタリア第18ステージ。ジェイコ・アルウラーのエディ・ダンバー(Eddie Dunbar)は総合順位争いで地盤を築き、個人総合4位に上昇しました。 優勝したザナは、イタリアのロードナショナルチャンピオンジャージを着用し、自身のPropel Advanced SLチームバイクを駆って、山岳地帯の160kmのステージで逃げ切り、ティボー・ピノ(Thibaut Pinot)をスプリントで下しました。これは24歳の彼にとって初めてのグランツールのステージ優勝であり、地元での勝利でした。チームにとってはマイケル・マシューズ(Michael Matthews)の第3ステージ優勝に続く2つ目の勝利です。 ザナはこうコメントしています。「僕にとって、このジロ・デ・イタリアは夢のようなものです。地元ヴェネトで、沿道からは多くのファンが応援してくれました。ワールドツアーチームに参加させてくれたチームに感謝しなければなりません。僕のレベルをここまで引き上げてくれました。」 スプリントデーとなった水曜に続き、第18ステージはドロミテを舞台にした決戦となりました。序盤から多くのアタックが繰り広げられ、カテゴリー1のパッソ・デッラ・クロゼッタの後、ザナは7名の逃げ集団に加わり、最終30kmでの3つの山岳を通過するまでアドバンテージを保ちました。 逃げ集団の中で、ステージ優勝はザナと引退前の最後のシーズンで優勝を狙うベテラン、ピノとの戦いになっていきます。2人は最後の登りで後続を引き離し、約1分のギャップを保ったまま最後の登りの急坂に突入。ザナは、そこから完璧な動きをし、残り約200メートルで最後のスプリントを開始しました。 ザナはレース後、このように語っています。「こんな機会はめったにないと思っていたので、最後の瞬間まで遅れないように、すべてを出し切ろうと思った。イタリアのナショナルチャンピオンジャージを着てジロ・デ・イタリアのステージで勝つなんて、信じられない気持ちだよ。」 一方、ステージ優勝争いのすぐ後ろで、ザナのチームメイト、エディ・ダンバーも素晴らしい1日を過ごしていました。チーム・ジェイコ・アルウラーに加入して1年目、2度目のグランツールに出場した26歳のダンバーは、3週間のグランツールで個人総合の順位を上げ続けています。第16ステージで総合8位から5位に浮上し、第18ステージではさらに1つ順位を上げ、山岳では素晴らしい走りを見せました。 「プリモシュ・ログリッチがアタックしてきたとき、僕はただ自分のペースで走っていた。ジョアン・アルメイダがやってくるのもわかっていた。一日一日を大切に過ごしている。このような勝利はそうそうあるものではないし、この勝利はチームの皆のおかげだと思う。おめでとう!」 Photo: Cor Vos photo

2023.05.16

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WTCS横浜でGIANTアスリート達が健闘!

5/13(土)に開催された「2023ワールドトライアスロン・パラトライアスロンシリーズ横浜大会」に、GIANTおよびCADEXファミリーのクリスティアン・ブルメンフェルトとグスタブ・イデン、GIANT JAPANライダーの小田倉真選手(三井住友海上)と梶鉄輝選手(JPF)らトップアスリートが出場しました。 パラトライアスロンレースレポート パラトライアスロンには、梶鉄輝選手(JPF/兵庫)が3年連続で出場しました。梶選手の属するPTS5-Mカテゴリーは、世界の強豪アスリート11名がスタート。全体5位でスイムアップの後、GIANT TRINITY ADVANCED PROに乗り得意のバイクパートへ。チューブラータイヤ仕様のCADEX TTホイールを駆り、濡れたテクニカルコースを着実に走り抜けた梶選手は、11名中3位の好タイムでバイクパートを完了。最終ランパートで全力を尽くし7位でゴール。昨年から1つ順位を上げる快走で締めくくりました。 梶選手コメント「世界の強豪相手に手応えのある走りができました。スイムは少し温存しつつも大きく順位を落とすことがなく、成長を感じられました。昨年と同様雨のレースでしたが、シクロクロスで培ったバイクコントロールでライバルより優位に立てたと思います。CADEXの4スポークホイールは高速でありながらブレーキ性能も優れていて、ミス無く走ることができました。」   エリート男子レースレポート 東京五輪の金メダリストであるクリスティアン・ブルメンフェルト、2022アイアンマン世界選手権勝者であるグスタブ・イデンのノルウェーコンビが優勝候補として注目を浴びたほか、2022年全日本チャンピオンの小田倉真(三井住友海上/東京)が出場。13時から始まるエリート男子レースに、世界の強豪60名がスタートラインに並びました。 3名は全員が新型PROPEL ADVANCED SLにCADEX 50 ULTRAホイールを使用し、雨の降りしきるバイクパートへと果敢に挑みました。トランジションで遅れたブルメンフェルトは、第2パックから独力でジャンプアップを果たすと、先頭パックを積極的に牽引する力強い走りを披露。小田倉選手もパック前方でレースを進め、ライバル達の出方を伺います。イデンも第2パックを長時間牽引し、ランパートでの挽回を狙います。 先頭グループが続々とランパートへ移行すると、50秒以内にトップ10がひしめき合うタイトな展開へ。合計4ラップのランコースで全力を尽くし、ブルメンフェルトが8位、小田倉選手が24位、イデンが39位で完走。終始雨が降り続く悪天候の中、11名がリタイヤを喫する厳しいレースとなりました。 ブルメンフェルト選手コメント「スイムとトランジションで少し遅れてしまったけれど、バイクセクションでは、すごく速く走ることができて、遅れを取り戻すことができたよ。それと、ランの10kmをもっと集中して走りきっていかなくてはいけないという課題が見えたね。先週もその前のレースもOKなレースだったし、今日もOKなレベルだったよ。ただ、やはりポディウムに上がれなかったことは残念だ。今回はトレーニングが足りていなかったから、次のレースでは調子を取り戻して、ポイントをしっかり取っていきたいね。」 イデン選手コメント「今日は十分なパフォーマンスが発揮できず、スイム、バイク、ランすべてのパートで苦しんで、思うようなレースができなかったよ。このレースはすごく大事なレースだったんだ。なぜなら、今年はパリオリンピック選考のラストシーズンで、1シーズン目の昨年は、アイアンマン世界選手権のチャンピオンになることができたけど、オリンピックディスタンスのポイントは付かないからね。これからまたオリンピックディスタンスにしっかり移行していけるよう、組み立て直していくよ。」 小田倉選手コメント「スイムで出遅れてしまったので、タフな展開になってしまいました。それでもプロペルとCADEXホイールのおかげでバイクセクションにおいて先頭集団に追いつくことができました。ただ、その分脚も使ってしまったので、ランでは力を出し切れず、目標としていたオリンピックランキングとしてのポイントはとる事ができませんでした。これから始まる第2期のオリンピック選考で、コンスタントにポイントを獲得できるように頑張っていきたいと思います。」   ブルメンフェルトとイデンはレース直後もファンサービスに尽くし、数多くの観客の声援に応えました。その後は、GIANT / Liv / CADEXファミリーによるプレスカンファレンスへとゲスト出席。レース、メディア対応、ファン交流会とタイトなスケジュールにも終始笑顔で対応し、日本国内ファンとの時間を過ごしました。 翌日開催されたファンミーティングの様子は、別記事にてお届けします。

2023.05.08

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マシューズがジロ・デ・イタリアの第3ステージで勝利!

チームジェイコ・アルウラーのライダー、マイケル・マシューズ(Michael Matthews)は、メルフィでのゴールに向かう上りスプリントで、マッズ・ペデルセンとカデン・グローブスを引き離し、スリリングなレースを制しました。 マシューズは、上りのスプリントフィニッシュを得意としており、そのパワーとスピードを活かして今年最大の勝利を手にしました。 チームの見事なサポートによって、ゴールへの難しいアプローチで有利な位置につけることができたマシューズは、猛然とスプリントを繰り出し、2019年のロード世界チャンピオンであるペデルセンや、今シーズン複数の優勝を挙げている強力なスプリンター、グローブスを抑えました。 マシューズは常にマークされていましたが、彼のフィニッシュスプリントには敵う相手はいませんでした。 この勝利は、マシューズにとっては感慨深いものでした。彼は今年最初のグランツールに向けて、多くの困難に直面していたのです。ミラノーサンレモや春のクラシックレースシーズンに向けて準備をしていた3月、コロナ陽性のテスト結果を受けて競技から離れることになりました。 マシューズはこうコメントしています。「正直言って、言葉にならない。この2か月間で経験したことを考えると、チームのために勝利を収めることができて、とても嬉しいよ。」 ヴァストからメルフィへ南下する213kmの第3ステージは、最終40kmまでほとんどが平坦で、最後に2つのカテゴリー付きクライムとゴールまでの坂が待っていました。チームジェイコ・アルウラーは、最後の数キロでのバトルになることを予測して序盤の2人のブレークを許し、その後巻き返しを図りました。

2023.05.02

EVENT

2023ハマトラFESに出展いたします

CADEXとGIANTは、5/13(土)~14(日)、2023ワールドトライアスロン・パラトライアスロンシリーズ横浜大会にあわせ、象の鼻パーク Bゾーンにて開催される「ハマトラFES」に出展いたします。 CADEXブースでは、クリスティアン・ブルメンフェルトのアイアンマンディスタンスSub7への挑戦を支えるべく開発された究極のトライアスロンマシン「CADEX TRI FRAMESET」を日本で初めて展示。マッシブなダウンチューブに設けられたストレージや、素早く簡単にセッティングが可能なコクピットなど、間近にご確認いただくことができます。その他にも、「CADEX 50 ULTRA WHEELS」などのコンポーネントを多数展示いたします。 GIANTは、先月発売されたばかりの「TRI COCKPITシリーズ」を実際に取り付けた新型PROPELや、TCR、TRINITYのハイエンドモデルを展示いたします。 5月13日(土)のワールドトライアスロンシリーズ男子エリートにはCADEXアスリートのクリスティアン・ブルメンフェルト、GIANTアスリートのグスタブ・イデンと小田倉真選手が出場。パラトライアスロンシリーズには梶鉄輝選手が出場いたします。CADEXブースでは、レース観戦が楽しくなる応援グッズを先着100名様にプレゼント。選手たちにエールを送りましょう! 当日は、2023ハマトラFESのCADEX・GIANTブースにぜひお越しください。

2023.04.02

RACE

MTB XCO竹内遼選手と機材サポート契約

GIANTは、マウンテンバイク・クロスカントリーオリンピック(XCO)の国内トップ選手である竹内遼選手と機材サポート契約を締結しました。 マウンテンバイク(MTB)およびシクロクロスをメインに活動する竹内選手は、幼い頃からオフロード競技を経験し、2015年のアジア選手権MTB XCOジュニアクラスで優勝して頭角を現します。 2021年にはエリートクラスで全日本選手権3位に入り、翌2022年には国内シリーズ戦で2勝、アジア選手権に日本代表として参戦するなど、国内MTBレースシーンを牽引するトップアスリートです。 「おりょう」の愛称で親しまれ、ファンも多い竹内選手は、今シーズンANTHEMとともに2024年のパリ五輪出場を目標に活動します。   竹内選手コメント このたび、GIANTとサポート契約を結ぶことになりました竹内遼です。オリンピック選考に関わる大切な年に、活動体制を一新するというチャレンジの中で、自分のパフォーマンスを最大限引き出すことができる機材を選びたいと考えました。そこで、世界最高峰の舞台で進化を続けるGIANTのバイクに乗りたいと強く感じました。ANTHEMの印象は、荒れた路面や急な登坂でもギアをかけていける高い追従性と、前110mm、後100mmストロークとリンクシステムからなるダウンヒルでの安定感が魅力的なバイクです。それでいて上りでは一切もたつきや重さを感じることがないので、想像を超える性能にびっくりしています。現代のXCレースに必要な要素をすべて持っているGIANT ANTHEMとともに今シーズン活動できることを嬉しく思います。 竹内 遼(たけうち りょう) 生年月日:1997年11月10日身長:168cm体重:57kg主な競技カテゴリー: MTB XCO、XCE使用機材:ANTHEM ADVANCED PRO 29ER (Sサイズ)Instagram: https://www.instagram.com/yo_yo_ryo_/ 【主な戦績】マウンテンバイク XCO2022年 Coupe du Japon 菖蒲谷 : 優勝2022年 Coupe du Japon 八幡浜 : 優勝2022年 アジアMTB選手権 : 10位2022年 JCF MTBナショナルランキング : 4位 写真提供 : Ryuta Iwasaki

2023.03.27

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ルーク・マイヤースミスがエンデューロワールドカップ初優勝!

GIANT FACTORY OFF-ROADチームのルーク・マイヤースミス(Luke Meier-Smith)は、タスマニアで初開催されたUCIマウンテンバイク エンデューロワールドカップで、6ステージ中3ステージで勝利し、総合優勝を飾りました。 ルーク・マイヤースミスは、Reign Advanced Proを駆り、エンデューロ ワールドカップ初戦で歴史的勝利を収めた。Sven Martin photo ルークの弟、レミ・マイヤースミス(Remy Meier-Smith)は、男子U21カテゴリーで表彰台に上がり、フランスのユン・デニアー(Youn Deniaud)はエリート男子レースで9位に。チームから3名の選手が、トップ10入りを果たしました。 また先週末は、現在のベルギー男子XCOチャンピオンであるイェンス・シューマンス(Jens Schuermans)が、オーストリアのUCI C1クロスカントリーイベントであるKamptal Trophyを制しました。 シューマンスは、Anthem Advanced Proでシーズン序盤の好調さをアピールした。Robin Nevrala photo マイヤースミス兄弟は今年、新体制のGiant Factory Off-Road Teamに加入し、すぐに活躍の場を広げました。昨年のU21エンデューロ ワールドシリーズで総合優勝した 兄ルークは、20歳にして初めてタスマニアでエリートカテゴリーのレースを経験しました。彼の躍進は、チームにEWS/ワールドカップレベルでの初勝利をもたらしました。 第6ステージのフィニッシュ後、祝福されるマイヤースミス兄弟。Sven Martin photo ルークはレースで勝利した後、このように語っています。「素晴らしい日だ、言葉にならないよ! 1日を通してスムーズで安定した走りを続け、それが功を奏してトップに立つことができた。Reign Advanced Proは、リア27.5インチ、フロント29インチのマレットセットアップを選択したよ。」 今大会は、10年間続いたエンデューロ・ワールドシリーズからワールドカップにステップアップし、新しいUCIマウンテンバイク ワールドシリーズの6種目の1つとして、初めて開催されたものです。ライダーは、ダーウェントバレーのユーカリ林の中で、6つのステージに挑戦しました。総距離は54kmで、1200mの上り坂と3000mの下り坂が続きます。 ルークはオープニングステージで2位となり、その後3つのステージで勝利を収め、終日安定した走りでトップ4以下に順位を落とすことはありませんでした。 「一日を通して路面状況はかなり悪化したけど、慎重さを保ってなんとかミスなく速い状態を維持することができたよ。自分の走りにだけ集中し、結果にとらわれないようにしていたんだ。」 最初の5ステージのうち2ステージを制したルークは、この日最長のステージ6をトップで迎えました。「リードしているのに最終ステージで最後尾に下がったことは、間違いなくプレッシャーになったよ。でも、なんとか持ちこたえて、初めてのエリートカテゴリーレースでトップに立つことができたんだ。」 ルーク・マイヤースミスは、チームに、EWS/ワールドカップレベルで初めての優勝をもたらした。Sven Martin photo さらに、ルークの弟であるレミも Reign Advanced Proを駆って、兄と同じく3つのステージで優勝。男子U21で2位となり、この日 活躍をアピールしました。 18歳のレミ・マイヤースミスは、男子U21で驚異的なスピードと冷静さを見せ、銀メダルを獲得した。Sven Martin photo チームは来週末、タスマニアのダービーで開催されるエンデューロ ワールドカップ第2戦に参加する予定です。   シューマンスがXCレースで優勝 オーストリアで開催されたUCI C1イベント、KTMカンプタールトロフィーでイェンス・シューマンスが優勝を飾った。Robin Nevrala photo オーストラリア勢がタスマニアにいる間、2023年にチームに加わったもう1人の選手、イェンス・シューマンスは、オーストリアで大きな勝利を収めました。シューマンスは、ランゲンローイスで開催されたKTMカンプタルトロフィーに出場し、最高ランクのレースで今シーズン初勝利を収めました。 Anthem Advanced Pro、Giant Rev Proヘルメット、Charge Proシューズを使用し、勝利したシューマンスは、こう語ります。「このレースは、急な登りが長く続く厳しいコースで知られており、フィジカルなレベルで自分が今どのくらいの力を持っているのかを測る、良いテストになりました。シーズン序盤の自分の調子と、新しいレースバイクのスピード感に満足しています。」

2023.02.22

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シクロクロス東京 男子エリートTOP35にTCXライダーが参戦

2月11日(土)、12日(日)に東京都・お台場海浜公園で5年ぶりに開催された「シクロクロス東京2023」は、初日に7000人、2日目に9500人の観客を動員して盛り上がりを見せました。 大会2日目に行われた国内最高峰JCXシリーズの最終戦「男子エリートTOP 35」クラスは、ランキング35位以内の選手と、前日の36位以降の選手によるレースでの上位3名のみに参加資格が与えられ、合計30名の選手がスタートラインに並びました。その内、7名の選手がGIANT TCXとともに、お台場海浜公園の砂浜と林間区間のテクニカルなコースに挑みました。 TCXを駆りシクロクロス東京に挑んだ6名の選手に、TCXを選んだ理由やこだわりポイント、シクロクロス東京のバイクセッティングや感想などを伺いました。   岩田祐樹(36隊/cyclespaceHalo) 身長172cm / 体重 65kgTCXフレームサイズ:Sレース結果:11位JCX総合ランキング:32位 東海地区を中心に活動する岩田さんは、シクロクロス歴18年のベテラン選手。初日のレースで2位になりTOP35の参加資格を獲得後、翌日もパワフルな走りで最高尾から順位を上げる走りで11位になり、TCX選手権でも堂々の2番手に。 Q) TCXを選んだ理由価格とスペックと性能のバランスです。特に軽さが気に入っています。 Q) シクロクロス東京でのタイヤセッティング砂に重点を置きつつ、林間の根っ子でパンクしないようなバランスの空気圧にしました。前:CHALLENGE CHICANE TU 1.30 bar後:VITTORIA TERRENO DRY TU 1.30 bar Q) レースを振り返って今シーズンはシクロクロス東京でTOP35エリートレースに出ることが目標だったので、初日に参加資格を獲得して実現できたのは良かったです。ここでしか味わえない特別な雰囲気の中でベストな走りができました。   山田 誉史輝(PAXPROJECT) 身長172cm / 体重 55kgTCXフレームサイズ:Sレース結果:13位JCX総合ランキング:17位 MTB選手として第一線で活躍した山田さんは、27歳にしてシクロクロス歴19年のベテラン選手。今シーズンはJCX10戦中8戦に参戦して、UCIポイントを獲得するなど全レースで安定した成績を残している。 Q) TCXを選んだ理由価格とスペックと性能のバランスが決め手で、新型発表初年度に2台購入しました。直進安定性や振動安定性など色々ある中でも、コーナリング性能がとても気に入っています。自分の行きたいラインに素直にバイクが曲がってくれるので扱い易く。オフロードならではの、路面変化での急なライン変更にも対応しやすいからです。 Q) シクロクロス東京でのタイヤセッティング砂区間だけに合わせるならもっと低い空気圧にしますが、コーナーの多い林間でタイヤが潰れすぎないようにしたかったのでこの空気圧にしました。前後:DUGAST SMALL BIRD TU 1.45 bar Q) レースを振り返ってスタートループで遅れてしまい、そこから追い上げるレースとなってしまいました。得意ではない砂なのでミスも多く、前とも思ったように差が詰まらなく苦しかったですが、多くのPAX応援団のおかげで踏ん張ることが出来ました。沢山のご声援ありがとうございました。   松田 賢太郎(無所属) 身長171cm / 体重 65kgTCXフレームサイズ:Mレース結果:14位JCX総合ランキング:12位 シクロクロスは「平凡な日常の生活に必要な程よい刺激になっている」と語る松田さんは、MTB XCOをメインに活動し、5年目のシクロクロスでもJCX蔵王大会で5位に入るなど近年着実に力を付けてきている選手。 Q) TCXを選んだ理由価格、スペック、性能のバランスが良いのと、販売店や友人に勧められたから自信をもって購入できました。レースでも練習でも使い倒せる耐久性とスペックが気に入っています。 Q) シクロクロス東京でのタイヤセッティング砂区間が多いのとそれ以外のセクションはドライコンディションで路面も硬かったのでドライタイヤを選択しました。前後タイヤ:Challenge Chicane TU 1.50 bar Q) レースを振り返ってスタートは上手く決まりましたが、その後思い通りに行かず苦戦するレースでしたが、諦めずに走り途中から順位を上げることができたので満足です。 また、都市部でのレースならではのたくさんの応援の中で走ることができ最高の気分でした。   重田 兼吾(Team CUORE) 身長175cm / 体重 59kgTCXフレームサイズ:Mレース結果:22位JCX総合ランキング:19位 シクロクロスは「沢山の仲間との繋がりを作ってくれた大事な存在」と語る重田さんは、過去JCXシリーズで表彰台経験もある実力派。「シゲゴン」の愛称で呼ばれファンも多い28歳。 Q) TCXを選んだ理由価格、スペック、性能のバランスが良いため。ハンドリングにクセがなく、意のままに操れるところが気に入っています。 Q) シクロクロス東京でのタイヤセッティング他の選手とはだいぶセッティングが異なりますが、砂のレースの時はフロント高めリア低めのセッティングにしています。色々試してみて、体重が乗るリアタイヤは空気圧を低めにしてトラクションがかかるようにして、フロントは比較的高めにして沈み込みさせすぎず、砂を掻いていくようなイメージの方が速いと個人的に感じています。前タイヤ:IRC SERAC CX EDGE TLR 1.90 bar後タイヤ:IRC SERAC CX EDGE TLR 1.55 bar Q) レースを振り返って圧倒的に周りの選手に比べてフィジカルが弱く、砂浜のストレートで抜かれてしまい辛かったです(泣)。来シーズンはもう少し力つけて臨みたいと思います。モアパワー!!   折橋 孝治(MiNERVA-asahi) 身長171cm / 体重 53kgTCXフレームサイズ:Sレース結果:25位JCX総合ランキング:27位 ヒルクライムからシクロクロスに転向した折橋さんは、身長171cmで体重53kgと超軽量級のボディーを武器に、上りがキツイコースを得意とする。 Q) TCXを選んだ理由スペック、性能のバランスが良いのと、カラーもGIANTブランドも好きだからです。実際乗ってみて、速くて軽くてカッコ良いので気に入っています。 Q) シクロクロス東京でのタイヤセッティングチューブラータイヤの選択も考えたが、使い慣れた機材の方がトラブルなく確実に扱えるため、チューブレスタイヤでいつも通りの空気圧で走りました。前後タイヤ:IRC SERAC CX TLR 1.45 bar Q) レースを振り返ってTOP35の参加資格はギリギリでしたが、このレースを走れたのは嬉しかったです。シーズン締めくくりのレースを、大勢のギャラリーの中で走れて楽しめました。レース内容は、序盤良い位置で走れたけど、後半はお台場の砂に沈みました。来シーズンはさらに良い順位を狙っていきます。   斎藤 朋寛(RIDELIFE GIANT) 身長166cm / 体重 53kgTCXフレームサイズ:XSレース結果:15位JCX総合ランキング:13位 走り方を工夫して機材の性能を最大限に引き出すことで、フィジカル差を補えることに気づいてシクロクロスに魅了されてしまった45歳。全国のTCX乗りと繋がりたい思いから #TCX友の会 を作った、自称TCXを日本一愛するGIANT JAPAN中の人。 Q) TCXを選んだ理由2014年に初代TCX DICSに乗ってから上位で走れるようになり、新型となった2021モデルでは待望のXSサイズも出たことで、自分の人生で無くてはならない存在です。特にOD2によるハンドリング性能と、圧倒的な泥はけ性能がお気に入りです。 Q) シクロクロス東京でのタイヤセッティング砂区間と林間区間どちらも大事なレイアウトのお台場だけど、今年は砂区間が比較的走りやすかったので、通常よりは0.1bar低いが低すぎない空気圧に。リアタイヤは秘蔵のSERAC CX SANDを導入して砂区間の走行抵抗を減らすことができました。前:IRC SERAC CX EDGE TLR 1.35 bar後:IRC SERAC CX SAND TL 1.35 bar Q) レースを振り返って ゼッケン15番で3列目スタートだったけど、砂区間の中盤で皆と別ラインを走行したことで一気に順位を上げ1周目を8位で通過。中盤まで10位前後で走行した後、レース後半に砂区間で転倒した際に脚が攣ってしまい順位を落としてしまったのが悔やまれるレースでした。しかし、5年ぶりに開催したシクロクロス東京で、たくさんの観客に応援してもらいながら走れた1時間は最高の時間でした。応援ありがとうございました!   画像提供 : Kensaku SAKAI/FABtroni+camera

2023.01.26

RACE

U23シクロクロス全日本チャンピオン 柚木選手とサポート契約

GIANTは、2023年全日本選手権シクロクロスのU23カテゴリーを制した柚木伸元選手(朝明高校)とシクロクロス競技での機材サポート契約を締結しました。 ロードレース、シクロクロス、マウンテンバイクと幅広く活動する柚木選手は、BMXで身に着けたテクニックとロードレースで鍛えたフィジカルを武器に、シクロクロスのトップカテゴリーで活躍しています。特にシケインと言われる障害物を自転車に乗ったまま越える「バニーホップ」の技術は国内最高レベルで、他の選手が苦戦する高さのシケインも難なくクリアする姿に魅了されるファンが多い選手です。 柚木選手は、2月3日~5日にオランダで開催されるシクロクロス世界選手権U23カテゴリーに全日本チャンピオンとして参加します。   柚木選手コメント このたび、GIANTとサポート契約を結ぶことになりました柚木伸元です。今までもGIANT TCXで走ってきましたが、これから新型TCXとSLR 1ホイールでさらに上を目指して走ります。今年はU23カテゴリーの1年目で世界選手権に参加する貴重な機会を頂いたので、世界のコースと各国の強豪選手から沢山の事を学び吸収して次に活かせるようにしたいです。目標の40位以内を目指して全力で挑戦してきますので、応援よろしくお願いいたします。 柚木 伸元(ゆのき しんげん) 生年月日:2004年11月5日身長:171cm体重:58kg主な競技カテゴリー: シクロクロス、ロードレース使用機材:TCX ADVANCED PRO 主な戦績 【シクロクロス】2019年 全日本選手権 U17 優勝2020年 全日本選手権 ジュニア 2位2021年 全日本選手権 ジュニア 優勝2023年 全日本選手権 U23 優勝 【ロードレース】2022年 西日本チャレンジ 優勝2022年 全国高等学校選抜大会 5位2022年 全日本選手権 ジュニア 8位2022年 全国高等学校総合体育大会(インターハイ)8位2022年 四日市全国ジュニア 2位2022年 UCI JUNIOR NATIONS CUP 「TOUR DE DMZ(韓国)」総合7位、第5ステージ2位 【マウンテンバイク XCO】2019年 JOC選抜大会 U18 2位2020年 全日本選手権 ユース 優勝2021年 全日本選手権 ジュニア2位2022年 全日本選手権 ジュニア 3位 【BMXレース】2013年 世界選手権出場 画像提供 : Kensaku SAKAI/FABtroni+camera, bikintv

2023.01.24

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イェーツとマシューズが、サントス・ツアー・ダウンアンダーで躍動

ジェイコ・アルウラーのサイモン・イェーツ(Simon Yates)は、オーストラリアで5日間にわたって開催された、サントス・ツアー・ダウンアンダー最終ステージを制し、チームに今季初優勝をもたらしました。イェーツは個人総合2位、マイケル・マシューズ(Michael Matthews)はポイント賞を獲得し、シーズン最初のツアーの幕を閉じました。 第3ステージで優勝を逃したイェーツは、第5ステージで優勝を果たした。Cor Vos photo CADEX WheelSystemを搭載したPROPEL ADVANCED SL DISCを使用したイェーツは、第3ステージで優勝まであと少しのところにまで迫り最終ステージでついに優勝を果たすなど、シーズン序盤から目覚ましい活躍を見せました。マウント・ロフティへの最後の登りでは、オーストラリア出身の2位のジェイ・ヴァイン(Jay Vine)、3位のベン・オコーナー(Ben O’Connor)を抑えての優勝でした。 イェーツはこうコメントしています。「感無量だ。とても嬉しい。我々チームは総合優勝を目指してここに来たけれど、本当によく頑張ったので満足して次に進めるよ。」 イェーツはシーズン序盤から素晴らしい活躍を見せ、オーストラリアで初優勝を飾った。@sprintcycling photo イェーツはステージレースの中盤、第3ステージの重要なコークスクリューの登りで勝負を仕掛け、惜しくも優勝には届かなかったものの、残り2ステージを残して総合3位に浮上。総合優勝の候補に躍り出ました。翌日もその勢いは衰えず、さらに順位を上げて総合2位となり、最終ステージでは総合優勝獲得に狙いを定めていました。 アデレードの丘陵コースで行われた第5ステージは、イェーツ、ヴァイン、オコーナーの3人による総合優勝をかけた戦いとなりました。最後の数キロでイェーツが先にアタック。これに追従したヴァインとオコーナーとのスプリント勝負の末に、イェーツがフィニッシュ地点でヴァインをパスし、最終ステージで優勝。そして、ヴァインに次ぐ総合2位を獲得しました。 総合2位を獲得したサイモン・イェーツ @sprintcycling photo 「距離の短いステージで、マウント・ロフティを何周かする、僕の好きなサーキットレースだったんだ。チームメイトは今回も素晴らしく、全員が自分の役割を果たした。最後の上り坂でうまくラインを合わせて、ヴァインをパスして優勝した。ここオーストラリアで優勝できてうれしいよ!」とイェーツは語りました。 オーストラリア出身のマイケル・マシューズは、ポイント賞を獲得した。Cor Vos photo ポイント賞を獲得したオーストラリア出身のマイケル・マシューズは、こうコメントしています。 「この1週間は、特に僕個人にとってはジェットコースターのような1週間だった。でもチームとしては、できることはすべてやったと思うし、ステージ優勝、ポイントジャージ、そして総合2位を獲得することができた。僕たちにとって良いシーズンスタートになったと思う。ハードでアグレッシブなレースができたし、ここオーストラリアで再びレースができるのは本当に嬉しい。」

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