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NEWS (BIKE)

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2021.04.07

BIKE

ローナン・マクラフリンのエベレスティング世界新記録:CyclingTips 記事紹介

オーストラリアのウェブサイクリングメディアCyclingTips の編集技術者でもある ローナン・マクラフリン(Ronan Mc Laughlin)が、エベレスティングで世界記録を20分近く更新。世界記録のためにトレーニングと機材選択を計画的に取り組むなかで、「軽量でエアロダイナミクスに優れたフレームが重要な出発点だった」と語るマクラフリンが選んだのは、TCR ADVANCED SL フレームセットでした。   ローナン・マクラフリンの世界新記録への挑戦 6時間40分54秒。世界記録を20分近く更新して、自身の記録も25分短縮したマクラフリンですが、途中リアタイヤがバーストするトラブルが発生します。バイクの準備から感動的なゴールまでを記録した挑戦の様子は、CyclingTipsの動画でご覧いただけます。 「設定 → 字幕 → 英語(自動生成) → 自動翻訳 → 日本語」で日本語字幕を表示できます。   5.5kg GIANT TCR : 世界新記録のバイクチェック マクラフリンは、2020年の夏にもエベレスティングで世界記録を保持していました。当時は、手持ちのバイクとコンポーネントを最大限活用しただけだったマクラフリンは、今回協力者のサポートを得て完璧なエベレスティングバイクの開発に着手します。積算時間に含まれる下りに注目したマクラフリンは、上り坂のための可能な限りの軽量化と、下り坂のための空力性能の両面を最適化したバイクを作り上げます。 機材準備として必要不可欠な出発点である、軽量で空力性能に優れたフレームの選択で、マクラフリンはリムブレーキのGIANT TCR ADVANCED SLを選んだのです。 世界記録を達成したバイクの詳細情報は、CyclingTipsの動画でご覧いただけます。 「設定 → 字幕 → 英語(自動生成) → 自動翻訳 → 日本語」で日本語字幕を表示できます。   CyclingTips 記事紹介 HOW RONAN MC LAUGHLIN BROKE THE EVERESTING WORLD RECORDhttps://cyclingtips.com/2021/03/ronan-mclaughlin-world-record-everesting-attempt/ 5.5 KG, TT BARS, AND A FAIRING: THE EVERESTING WORLD RECORD BIKE CHECKhttps://cyclingtips.com/2021/04/5-5kg-tt-bars-and-a-fairing-the-everesting-world-record-bike-check/

2021.02.18

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新型Eロードバイク ROAD E+ & FASTROAD E+

2021モデルとして新登場したEロード、ドロップバーの「ROAD E+」およびフラットバーの「FASTROAD E+」は、長距離サイクリングを身近にするEバイクです。よりスポーティになった新型モーターと、フレーム内蔵型のクリーンなルックスかつ長距離走行を可能にする大容量バッテリーを搭載して、GIANTならではの「スムーズ・ナチュラル・パワフル」なアシストを提供します。 ROAD E+ 大容量バッテリーを内蔵したクリーンなルックスが特徴のEロードバイク。カーボンフォークとカーボンD-Fuseシートポストが快適性を高めて、長距離ライドを身近なものにします。  コズモネイビー   FASTROAD E+ 大容量バッテリーを内蔵したクリーンなルックスのフラットバーEロードバイク。カーボンD-Fuseシートポスト、ワイドなフラットバーとソフトなサドルを採用して、操作性と快適性を高めたROAD E+の弟分。  マットブラック   走る楽しさを身近にするEバイク Eバイク(スポーツタイプ電動アシスト自転車)は、ユニットメーカーから購入したモーターユニットをバイクに組み付ける方法が一般的ですが、GIANTは「パワフルかつナチュラルなアシストを生み出すモーター」、「安全性の高いバッテリー&トルク管理システム」、「スマートな操作系」など、理想のEバイクシステムを構築するために、モーターユニットはYAMAHA、バッテリーセルはPanasonicと共同開発をしました。   SYNCDRIVE SPORT : モーター ROAD E+とFASTROAD E+に搭載される新しい「SyncDrive Sport」は、最大トルク70Nmのパワフルな出力はそのままに、最大ケイデンスを140rpmまで向上させることでトルクロスが少なくなり、よりスポーティな走りを実現します。モーターの抵抗が少ないのも特徴で、アシストが切れた24km/h以上でもスムーズなペダリングを可能にします。また、従来品比較でモーターの動作音がより静かになりました。   アシストセッティング 日本国内法規に対応したROAD E+とFASTROAD E+専用のアシストセッティングを搭載しています。一般的なEバイクは、モーターユニット固有のセッティングをそのまま流用していますが、GIANTのEバイクは、モデル毎にアシストセッティングを専用設計。そのため、乗り手がペダリングをコントロールすることなく、漕ぎ出しや急な上り坂でもスムーズかつ力強いアシストを実現します。このより細かなアシストセッティングは、GIANT独自のセンサーテクノロジーに加えて、海外仕様と比較して12倍のデータを検知する国内仕様独自のスピードセンサーを採用することで実現しています。      ENERGYPAK : バッテリー 隣り合うバッテリーセルの間隔を大きく取ることで安全性を高めたGIANT独自のテクノロジー「EnergyPak」。Eロードに採用される「EnergyPak Smart Compact 500」は、フレーム内蔵式の軽量・コンパクトな仕様で、ダウンチューブの左側から挿入してフレーム右側に開口部がないためクリーンなルックスに貢献します。500Whの大容量タイプなので、バッテリー残量を気にすることなくサイクリングをお楽しみいただけます。充電はバイクに装着した状態と、バッテリーを外した単体の状態どちらでも行え、高速充電と保管モード充電ができる「Smart Charger 6A」が付属します。     RIDECONTROL : コントロールユニット 人間工学を取り入れた自然な操作感と大きなボタンが特徴のコントロールユニットを採用。ROAD E+の「RideControl Ergo 2」は、Eバイク本体バッテリーからスマートフォンなどへの給電ができる、便利なUSB-Type Cポートを搭載しています。FASTROAD E+には、USBポートを省いた「RideControl Ergo」が採用されています。     RIDEDASH EVO : ディスプレイ ROAD E+、FASTROAD E+ともに、視認性の高いフルカラーディスプレイ「RideDash Evo」を搭載。ハンドルステムの上部にコンパクトに配置されるスポーティなルックスで、ドロップバーにも違和感なくフィットします。速度・距離・バッテリー残量・走行可能目安距離などのライド情報を、「RideControl」のボタン操作で表示切替できます。   SMART GATEWAY : システム 2021新モデルから新しい通信センサーシステム「Smart Gateway」が搭載されます。Smart Gatewayシステム用の「RideDash」ディスプレイと「RideControl」コントロールユニットのすべてに対応するので、カスタマイズが可能です。また、BlueToothとAnt+センサーを内蔵しており、様々なワイヤレスディスプレイとEバイクを接続できます。さらに、新型コネクターの採用で防水性能をIP67に高めました。   カーボンフォーク(ROAD E+) ROAD E+には、微振動を吸収して長距離走行がより快適になるフルカーボンフォークを採用しています。また、下側が大きく広がった1-1/4”テーパーコラム形状と12mmスルーアクスル方式での前輪固定が、ステアリング剛性を高めてくれるので、安定したハンドリングを実現します。FASTROAD E+はアルミフォークを採用。   油圧ディスクブレーキ ROAD E+、FASTROAD E+ともに、レバーの引きが軽く制動力の高いシマノ製油圧ディスクブレーキを採用して、わりと重量のあるEバイクのスピードコントロールを容易にして、長時間ライドでのストレスを軽減します。   D-FUSEカーボンシートポスト ROAD E+、FASTROAD E+ともに、路面からの微振動や衝撃を逃がして快適なペダリングをサポートする、GIANT独自のD型断面形状のカーボンシートポストを採用しています。後ろ側のみにしなることで、ペダリングの力を逃がさないで乗り心地だけを高めてくれるので、長距離走行での疲れを軽減してくれます。   ワイドなギアレシオ ROAD E+、FASTROAD E+ともに、フロント46T、リア11-42Tのワイドなギアを採用しているので、モーターアシストが切れた後の24km/h以上の走行から、急勾配の上り坂まで幅広く対応します。(ROAD E+は、シマノGRX 11段仕様。FASTROAD E+は、シマノDEORE10段仕様)     身体にフィット スポーツバイク選びで最も重要なのは、身体とバイクがフィットしているかどうかです。GIANTのEバイクはペダルバイクと同じように、クランク長、ステム長、ハンドル幅をフレームサイズ毎に長さを調整しています。   キックスタンド標準装備 重量のあるEバイクをしっかり支える専用キックスタンドを標準装備しています。装着時でもスポーティな外観に貢献する、フレームのチェーンステイ専用台座へボルト2本で固定するダイレクトマウント方式です。   チューブレス化対応32Cタイヤ 軽い走りとクッション性能を両立する32C幅のタイヤを採用。タイヤとリムがチューブレスレディ仕様なので、別途スモールパーツを用意することでチューブレスレディにすることができます。チューブレス化することで、Eバイクの乗り心地を各段に高めてくれ、前後で約240gの軽量化が可能になるメリットがあります。 ※標準仕様では、インナーチューブが挿入されています。 ※チューブレス化には、別途「チューブレスバルブ」、「チューブレスリムテープ」、「シーラント」が必要です。   走行可能距離 業界標準パターンでのテスト測定で、最もパワフルなSPORTモードで82km、最も長い距離の走行が可能なECOモードで205kmの走行が可能です。20km/h以上の速度での走行時間が多くなると、この数値よりも走行可能距離が延びる可能性があります。RideDash Evoディスプレイに表示される各モードでの残り走行可能距離を確認しながら、モードを切り替えて残り走行距離を調整いただくこともできます。   ラインナップ ROAD E+  コズモネイビー   FASTROAD E+  マットブラック

2021.02.16

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世界チャンピオン特別カラーの「XTC ADVANCED SL 29ER」フレームセットを限定発売

コロンビアのXCレーサー、レオナルド・パエッツが2020年10月のUCI MTBマラソン世界選手権 男子エリートで2年連続優勝を飾ったことを記念し、彼の駆ったGIANT「XTC ADVANCED SL 29ER」の特別限定カラーフレームセットを発売します(国内7本限定)。 XTC ADVANCED SL 29ERは超軽量かつ反応性に優れるハードテイルMTBで、ペダリングのパワーを非常に高い効率で伝達し、トレイルでの正確なハンドリングを提供します。 フレームのチューブとその結合部分は、独立したカーボンレイアップで作られており、XCレースの地形におけるスムースで反応性の高いライディングのために重量と振動吸収性が最適化されています。 パエッツは高速のXCコースでこのフレームを好んで使用し、「たくさんの登りがある起伏の多いコースでは、いつもXTC ADVANCED SL 29ERを選択します」と言います。 今回のフレームセットは、光沢のあるブラックとホワイトのフレームカラーに、UCI世界チャンピオンのレインボー・ジャージにあしらわれるブルー、レッド、イエロー、グリーンの大胆なパターンが配されています。 Leonardo Páez(レオナルド・パエッツ)38歳のコロンビア人であるパエッツは、イタリアを拠点に活動しているGiant-Livポリメディカルチームのライダーです。ファンの間では、彼の故郷に固有に生息するパワフルなマウンテン・ライオン(ピューマ)にちなんだ「ライオン・パエッツ」の愛称で親しまれています。 XTC ADVANCED SL 29ER LION PAEZ FRAME SET 標準価格 : ¥290,000 (税抜)サイズ : 380 (S)、431 (M) mm カラー : ブラック・ホワイト

2021.02.03

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TRANCE X ADVANCED PRO 29がデザイン&イノベーションアワードを受賞!

自転車業界において最高性能をもつプロダクトのベンチマークとなっている、デザイン&イノベーションアワード。新しいTRANCE X ADVANCED PRO 29ERが、その栄誉ある賞に選出されました。テスターたちは、様々なタイプの地形やライディングスタイルに対応するマルチな性能に感銘し、「カテゴリーの制約から解放された。」と明言しています。 デザイン&イノベーション賞は、厳選されたジャーナリスト、プロのテストライダー、その他の業界専門家が一堂に会して製品をテストし、それぞれのカテゴリーで最も優れた製品を選びます。 TRANCE X ADVANCED PRO 29ERは、チャレンジングなトレイルでコントロール性を高めるために、ストロークを前後とも20mm伸長したTRANCEファミリーの新たな一台です。超軽量カーボンフレームに135mmのリアトラベル、フロントフォークには150mmトラベルを採用しています。また、マエストロリアサスペンションのアッパーロッカーアームには「フリップチップ」が搭載されており、ライディングスタイルや地形に合わせてフレームジオメトリーを2段階で調整することができます。 D&Iアワードチームは、TRANCE X ADVANCED PRO 29ER 1をテストし、次のようにコメントしています。「平地ではすばやく加速し、効率的なリアエンドのおかげで、テクニカルな地形でも後輪がトラクションを失うことなく、難しい登りを乗りこなすことができる。ダウンヒルではその個性が一変し、少ないトラベル量ながら多くの楽しみを生み出し、より下りに特化したバイクのように問題なく走行することができます。」 詳しくはこちら(外部サイト):Design & Innovation Award website.

2021.02.02

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TCR ADVANCED PRO 1 DISC : 前田公平インプレッション

昨年末惜しまれながらもプロ選手を引退した、元JPTロードレーサーで前シクロクロスチャンピオンでもある前田公平さん。その前田さんが引退後のロードバイクとして選んだのは「GIANT TCR ADVANCED PRO 1 DISC」でした。年末年始に距離を乗り込んだあと、前田さんにTCRの感想を伺いました。 【インプレッションライダー】 前田 公平(まえだ こうへい)生年月日:1994年6月15日身長:172cm体重:63kgTCRサイズ:S主な経歴: 2020 MTB全日本選手権 XCE : 3位 2019シクロクロス全日本選手権 : 優勝 2019 MTB全日本選手権 : 3位 2019 Coupe du japon MTB : シリーズ総合優勝 2018 シクロクロス全日本選手権 : 優勝 2018 UCI-C1野辺山シクロクロス : 優勝 2018 Japan Cup ロードレース オープンクラス : 3位   Festive 500 用に選んだTCR ADVACED PRO 1 DISC 年末の恒例イベントであるFestive500。今回は、GIANTの新型TCR ADVANCED PRO 1 DISCを使用して、ゆっくりペースからトレーニング強度まで、幅広く500km以上乗り込んでみました。完成車状態での走り味を確認したかったので、市販スペックにペダルを装着してサドル位置を調整しただけの状態でバイクの性能を吟味することに。   外観、スペック まず、TCRの「トップチューブとシートステイが繋がっている」デザインに惹かれた。これは好みの問題だけど、ここは、自分がロードバイクに求める重要な要素。次に部品構成は、機械式アルテグラに42mmハイトのカーボンフックレスホイール、POWER PROのパワーメーターまでもが標準装備されているパッケージで45万円と聞いて驚いた。そして、アルミハンドル&ステムで組まれており特別軽いパーツを使っていないのに、ペダルレスで重量7.4kg。持ち上げてみて納得したけど見た目以上に軽い! ハンドル周りのケーブルが外に出ていて、ポジションを調整したり整備がしやすかったりするのは嬉しいポイント。真横からの写真では細く見えるフォークも、正面から見るとしっかりと厚みがあって、剛性も高そうで走りに期待が持てる。   漕ぎ出し、加速性能 このバイクに乗った人の多くは反応の良さ、加速性能の高さを評価すると思う。それくらい中低速からの加速、踏み込んだ時の反応の良さが光っている。SLR1 42 ホイールのカーボンリムの軽さとGAVIA COURSE 1チューブレスレディタイヤの影響もあってか、気持ちよく加速していく。ダンシング時のバイクの振りも非常に軽くて、スプリントのようにもがいても、ねじれ方向への剛性が高くてもたつくこともない。レースでアタックが続くような展開やストップ&ゴーの多いコースでは武器になりそうだ。   巡行性能 バイクを選ぶ際に、登りがあまり得意でないこととコントロール性を重視するので、横方向に癖のあるバイクが多いエアロロードよりも、扱いやすく軽量なオーソドックスなバイクを好んで乗ってきた。そこでネックになるのは高速域での巡行性能で、ディスクブレーキバイクは、リム(キャリパー)ブレーキのバイクと比較してスポーク数が増えて、ヘッド~フレーム下周りの空気の抜けが悪くなったように感じていた。でもTCRは、ケーブル外装式で4本も出ているにもかかわらず(以前使用していたバイクは電動コンポなのでブレーキホース2本のみ)、空気の抜けが良くて、メーカーの謳う空力性能は確かなるものと感じることができた。大きく確保されたフォークとタイヤのクリアランスも、ボトル装着前提の幅の広いダウンチューブも、その造形すべてが意味を持っていることを理解させられた。   登坂性能 TCRは軽いとはいえ、以前乗っていたSRAM RED eTap + 各所にチタンボルトを換装したバイクに比べれば当然重い。踏んだ力を推進力に変える性能は高いので、スペックからしたら登るバイクだけど、軽いパーツで組んでみたいという思考が頭をよぎったのがシッティング時の最初の感想。しかし、腰を上げてビックリしたのが登坂力で、前記の通りダンシングの振りが軽いことが登りでより顕著に表れた。もともと登りではギアを掛けてダンシングを多用するタイプなので、よりその違いを感じたのだと思う。ディスクブレーキ化したものの、スルーアクスルの採用とリアのエンド幅を142mmに広げただけのポン付けモデルに多いダンシング時のリアの重さ、後ろに引っ張られるような感覚もなかった。   下り、コントロール性 タイヤのエア圧も高く、サスペンションも無いロードバイクではバイク設計のバランスがそのまま表れる。よく曲がる運動性能と、狙ったラインをトレースできるコントロール性能は、僕が重要視していてバイクに高く求める部分。ピーキーなバイクは乗っていて楽しいけど、バランスを崩したり、滑り出した後に立て直しが難しかったりするので、ロードバイクには安定感も欲しいところである。結論から言うと、このバイクは僕好みの性能をしており、直進安定性と旋回性能を両立していた。まずは、旋回性能、コーナリングについて。405mmという短いチェーンステー、69.5mmと70mmを切るBBドロップによる小回りとバイクの振りやすさ。そしてディスクブレーキのストッピングパワーとコーナーの横Gにも負けない、しっかりとしたヘッド、フォーク周り。ターンインでもたつくことなく、鋭い突っ込みと立ち上がりまで変に膨らまない安定感がある。リアを詰めてBBハイトを高くするだけでは、ピーキーなバイクになってしまい、コントロールし難いバイクになってしまうが、気持ち寝かしたヘッドとフォークのオフセットでホイールベースを確保してあり、扱い辛さを感じさせない味付けとなっていた。また、必要な剛性はしっかりと確保してあるものの、垂直方向にはとてもしなやかで、荒れた舗装でも路面追従性が高く、バイクが跳ねてしまって大変ということもなく、スプリントした時のカッチリとしたイメージからは意外なほどに振動吸収性が高かった。路面をしっかりと掴みつつ、よく曲がるというのは他にはない不思議な感覚で、安心感があった。   カスタムするとしたら メインコンポのULTEGRA R8000機械式シフトを変えない条件で考えると、まず、サドルとハンドル形状は自分の好みに合わせたものに交換します。あと、TCR ADVANCED PROはよく曲がるバイクなので、ハンドリングの良さをより活かすために、シフトインナー&アウターワイヤーをニッセンケーブルに変更すること。定評のある引きの軽さに加えて、アウターケーブルのしなやかさがハンドリングをより軽いものにしてくれるので、ワイヤー類としては高価だけど価値のあるカスタムだと思います。あとは、パーツ交換ではないけど、ホイールバランスを取ると良いかもしれない。SLR1 42のホイールは、リムハイトの割に軽量で扱いやすいホイールだけど、カーボンリムが軽量なせいかチューブレスバルブ側にバランスが寄りがちな印象で、低速では気にならないけどスピードが乗ってくると少しだけ気になってくる。そのままでの性能も十分高いけど、バランスを取った後は中高速の走りが良くなります。   まとめ 平坦、登り、下り、ダート、パヴェ、アタック、スプリントなど、様々なシチュエーションのあるロードレースで、あらゆるセクションで高いパフォーマンスを発揮するためにというトップモデルから踏襲した性能をひしひしと感じた。ディスクブレーキ化に伴い、車軸の径が太くなってリアエンド幅も広くなり、大きく変わったはずの全体バランスがしっかりと纏まっているのも良い。思い通りにバイクが扱えるということはストレスフリーで、乗っていて楽しいと思えるバイクだし、これからもTCRと一緒にサイクリングを楽しみたいです。   インプレッションした製品 TCR ADVANCED PRO 1 DISC¥450,000(税抜)

2021.01.21

BIKE

TCR ADVANCED PRO DISC が ROAD.CC の バイク・オブ・ザ・イヤーを獲得!

イギリスのサイクリングメディア road.cc が選ぶ「バイク・オブ・ザ・イヤー2020/21」で、TCR ADVANCED PRO 1 DISCがNo.1バイクに選出されました。 「バイク・オブ・ザ・イヤー 2020/21」は8つのサブカテゴリーで高得点を獲得したモデルから選出されますが、TCR ADVANCED PRO 1 DISCは「ロードバイク・オブ・ザ・イヤー」でNo.1に。TCR ADVANCED SL 0 DISCも「スーパーバイク」のカテゴリーでNo.2にランクインしました。 road.ccの編集者は、TCR ADVANCED PRO 1 DISCを今年のNo.1バイクとして選んだ理由として以下のようにコメントしています。 「TCR ADVANCED PRO 1 DISCは、手ごろな価格でスーパーバイクの性能を提供している。コストパフォーマンスに優れていることを除けば、より高価なADVANCED SLモデルの乗りごこちとテクノロジーを踏襲していて、パワーを上げても反応性が良くてペダルを強く踏んでもロスがない。しっかりとしたフィーリングと素早い加速を提供してくれるし、このバイクの本当の強みはクライミングです。」 また、「スーパーバイク」のカテゴリーで2位を獲得したTCR ADVANCED SL 0 DISCについても以下のようにコメントしています。 「この最高級の製品は完璧に美しいし、加速も上り坂も速い。バイクを掴んで強くブレーキをかけてもびくともしないフォークの剛性には自信を抱かされたし、これはかなり希少な製品です。」 詳細は、下記road.ccの動画とウェブサイトでご確認いただけます。 ※YouTube内の動画は、「設定」→「字幕」→「自動翻訳」→「日本語」を選択することで簡易翻訳字幕をご利用いただけます。

2020.12.07

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BIKE CHECK : マイケル・バンデンハムのカスタムTCX

3年連続でカナダチャンピオンタイトルを獲得しているマイケル・バンデンハム(EASTON-GIANT Team)が今期使用する、特別なデザインのTCX ADVANCED PROが公開されました。 今年は北米でのレースが制限されているので、ヨーロッパで開催されるワールドカップレースとスパープレスティージュに出場するため、マイケルはこのTCX ADVANCED PROと共に渡欧します。 ペイントハウスカスタムによるこのユニークなデザインは、1950年代にカナダで開発された超音速迎撃機「アブロアロー」をモチーフにしたものです。 政治的な決定により開発がストップしたアローは、最初のテスト飛行から2年も経たないうちにプロトタイプが破壊されてしまいます。

2020.09.18

BIKE

新型「TRANCE X ADVACED PRO 29ER」 および「TRX 2 29 / 27.5 BOOST WHEELSYSTEM」を発売

GIANTは9月下旬より、2021モデルとして新型「TRANCE X ADVACED PRO 29ER」を発売いたします。 また、当該バイクが採用するトレイルライド向けの新型ホイール「TRX 2 29/27.5 BOOST WHEELSYSTEM」も同時に発売いたします。 ■「TRANCE X ADVANCED PRO 29ER」新型フレームの特徴 ●リアサスペンション(135mmトラベル): 小レバー比設計のトラニオンマウントとすることで、ペダリングとブレーキングの効率性が高まり、さらに重心が低く、チェーンステイが短くなることで、登坂性能やバイクの扱いやすさも向上。また、新しいダブルシールドベアリングの設計により、サスペンションシステムに摩擦抵抗を加えることなく耐久性がアップ。 ●新型フルカーボンフレーム: メインフレーム、スウィングアームともに軽量なアドバンスドグレードのカーボン素材を採用。コーナーリングや効率的な登坂に必要となる剛性を犠牲にすることなく、アルミフレームの「TRANCE X 29ER」より25%も軽量化(※)。 ※フレーム重量:「TRANCE X ADVANCED PRO 29ER」2,100g /「TRANCE X 29ER」2,782g(Mサイズ) ●アッパーロッカーアームの「フリップチップ」: 地形やライディングスタイルに応じて、ジオメトリーをロー/ハイのいずれかに設定可能。ジャイアントファクトリーオフロードチームのダウンヒルバイク「グローリー」プロトタイプなどで長期間テストされてきた技術を、元XC五輪選手のプロエンデューロレーサー、アダム・クレイグなどのアンバサダーやジャイアントオフロードメカニックのコリン・ベイリーらの連携で煮詰めて製品化。 ヘッド / シートアングル BBドロップ (mm) ライディングスタイル ロー・セッティング 65.5° / 77.2° 40mm トレイルをアグレッシブに下る ハイ・セッティング 66.2° / 77.9° 30mm 登坂も下りもバランス良く   ●内装式ケーブルルーティング: フォックスのライブバルブサスペンションにも対応。 ●タイヤクリアランス: 最大2.5インチ幅タイヤ対応のハイボリューム仕様。 ●フレームプロテクション: チェーンステイとダウンチューブの形状に添う専用プロテクターが岩などからフレームを保護。また車載時などにヘッドチューブとダウンチューブの接合部の下部を保護する3M製クリアフィルムも標準装備。   TRANCE X ADVANCED PRO 29ER 2 日本のトレイルライドに最適な「トランス 29ER」がストロークを前後とも20mm伸長し、「トランス X 29ER」として新登場。ジオメトリを2段階で調整できる新リンクシステム「FLIP CHIP」が高速コースからテクニカルトレイルまでセッティング幅を拡げ、さらなるバイクコントロール性能を実現。 軽量で高剛性なフルカーボンフレームとカーボンホイールが極上のトレイルライドを約束。 標準価格 : ¥500,000(税抜)サイズ : 430 (S)、430 (M) mm 重量 : 13.2kg (M)カラー : カーボン>>詳しくはこちら   TRX 2 29 HOOKLESS WHEELSYSTEM (2021)TRX 2 27.5 HOOKLESS WHEELSYSTEM (2021) タイヤパフォーマンスを最大化するワイドフックレスリムデザインと、GIANT WHEELSYSTEM史上、 最も高い強度と軽量性をあわせ持ったフルカーボントレイルライド用ホイールシステム。 ライダーの意のままに瞬時に反応し、思い描いたラインを確実に捉える。 標準価格 : フロント ¥55,000、リア ¥65,000(税抜)■ホイールサイズ : 29インチ、27.5インチ■リムプロファイル : フックレスリム、ハイト25.8mm、内幅30mm、外幅37mm■重量 : 1809g(29インチ、フロント+リア) / 1733g(27.5インチ、フロント+リア)

2020.09.05

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130mmトラベルに生まれ変わった新型「FATHOM」を発表

9月上旬より、130mmトラベルとブースト規格を取り入れた新型フレームに生まれ変わったハードテールMTB、「FATHOM(ファゾム)」シリーズを発売いたします。 シングルトラックでのコントロール性を追求して生まれ変わった新型「FATHOM」は、スムーズでバランスのとれたライドクオリティを生み出す130mmトラベルのGIANT CRESTフォークと、剛性を高める前後110/148mmブースト規格の採用、進化したジオメトリをあわせ持ち、反応性が高く、効率的で、テクニカルな上りでも高速の下りでも、トレイルライドを楽しめるバイクです。 新しい「FATHOM」は、ライディングスタイルや走る道に応じて、27.5インチホイールモデルと29インチホイールモデルの選択肢があります。フレームのジオメトリはどちらも共通ですが、主な違いはホイールの直径とタイヤ幅。どちらの場合でも、コントロール性に優れ、グリップ性が高く、ハイボリュームなタイヤを使うことができます。29インチモデルは2.5インチ幅、27.5インチモデルではより幅広の2.6インチ幅のタイヤに対応します。 フレームには、強度と剛性を犠牲にすることなく重量をより軽くできる、ダブルバテッドの軽量ALUXX SLアルミを採用。ジオメトリは、トレイルにおいて機敏でありながら安定感があるようにデザインされています。75度のシートチューブアングルにより、加速がより簡単で力強く効率的な登坂が可能です。 66度角のヘッドチューブと余裕のある130mmストロークのサスペンションは、荒れたトレイルの木の根や岩、わだちなどにも楽々と対応。フロントからリアまでバランスの取れたフィーリングは、ハンドルバーから手を離さずリモートでサドル高を調節できるGIANTのドロッパーシートポストによってさらに強化されます。 より短いリアセンター長(435mm)を可能にした新しい鍛造チェーンステイも、トレイル走行に最適化された特徴のひとつです。このデザインにより、ブーストハブの採用と合わせてタイヤクリアランスを広くすることが可能に。また、内装式ケーブルルーティングはクリーンな外観とパフォーマンスの向上につながっています。 新型「FATHOM」は現代トレイルライドの標準となるフロントシングルギア用にデザインされています。サドルは、トレイルライダーのニーズに合わせて特別にデザインされ、GIANTのプロエンデューロレーサーからのインプットに基づいてテストされた新型「ROMERO」を採用。また、ダウンチューブ下部にもボトルケージマウントがあり、Sサイズのバイクで合計2本、Mサイズのバイクで合計3本のボトルを取り付けることができます。 アルミフレーム製造をリードするGIANTの実績と、これらすべての特長やテクノロジーにより、新型「FATHOM」は、ハードテイルバイクの反応性とクラシックなフィーリングを楽しむオフロードライダーにとって素晴らしい選択肢となるでしょう。これは、よりスムースで、先進的なコントロール性に優れ、トレイル走行に最適化されたデザインのハードテイルバイクなのです。 LINE UP

2020.07.29

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2021モデル 新型「XTC SLR 29ER 1」発売

8月よりGIANT 2021モデルとして、新型XCレーシングMTB「XTC SLR 29ER 1」を先行販売いたします。 XTC SLR 29ER 1 上位グレードのカーボンモデルの設計思想を超軽量アルミ素材で再現するレーシングXC 29ERが新登場。 GIANT史上最軽量のハードテールMTBは、急な登坂も高速なシングルトラックの下りでも高い安定性とコントロール性をライダーに提供。最新ジオメトリに加え、シートポスト径はドロッパーポストにも対応する30.9mmを採用。 標準価格 : ¥170,000(税抜)サイズ : 380 (S)、431 (M)、475 (L) mm 重量 : ーカラー : ティール>>詳しくはこちら  

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