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NEWS (RACE)

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2023.01.19

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2023シクロクロス全日本選手権レポート

1月14日(土)- 15日(日)、愛知県稲沢市の国営木曽三川公園ワイルドネーチャープラザで「第28回 全日本自転車競技選手権大会 シクロクロス」が開催されました。 会場となるワイルドネーチャープラザ(WNP)にある木曽川独特の河岸砂丘「祖父江砂丘」を取り入れた、アップダウンあるサンドセクションと林間セクションを含む1周2.5kmの特設コースで、2023年の全日本チャンピオンを争いました。 日本一を決める決戦には、GIANT TCXやLiv BRAVAに乗る多くのライダーも参戦して、どのカテゴリーも見ていて感動する素晴らしいレースばかりでした。 男子U15クラスでは、伊藤隆聖選手(Sonic-Racing)がゴールスプリントで惜しくも敗れての2位に。 男子ジュニアクラスでは、佐々木琢人選手(宮城県泉高等学校)が2位に。 男子U23クラスでは、前年度ジュニアチャンピオンの柚木伸元選手(朝明高校)が、U23クラス初年度のレースを独走で制して、全日本チャンピオンジャージを獲得しました。おめでとうございます! なお、柚木選手は、2月にオランダで開催される世界選手権に日本代表選手として参加します。 女子エリートクラスでは、Liv Brava Advanced Proに乗る小川咲絵選手(AX cyclocross team)が2周目から独走で自身初となる女子エリート全日本チャンピオンに。Livアスリートの渡部春雅選手(明治大学)は4位でゴールしました。 >>シクロクロス全日本選手権でLiv BRAVAライダーが大活躍!(Livサイトへ) 参加資格を持つ50名の選手がスタートした男子エリートクラスでは、横山航太選手(シマノレーシング)が二列目スタートからプッシュして一時は2位まで順位を上げたものの、特徴的な砂区間での走りに差が出て4位でフィニッシュしました。なお、男子エリートクラスでは、14名の選手がGIANT TCXでこの全日本選手権に挑みました。 大会初日の14日(土)、男子マスターズ50(MM50:50~59歳のカテゴリーレース)クラスには、弊社社員チーム「RIDELIFE GIANT」の湯浅勉が参戦。直近2年の全日本での成績が3位、2位と続いた湯浅は、優勝を目指して走りますが、強いライバル達に及ばず3位でレースを終えました。 二日間、各カテゴリーで新チャンピオンが誕生した全日本選手権シクロクロス。会場のワイルドネーチャープラザでは優勝争い以外でも様々なドラマを見ることができました。この後2ヶ月続く国内シクロクロスシーズンでも、全国各地のシクロクロッサーがベストな走りをできることをお祈りいたします。 レース画像提供 : Kensaku SAKAI/FABtroni+camera

2023.01.12

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GIANT FACTORY OFF-ROAD TEAM 2023年の体制を発表!

GIANT FACTORY OFF-ROAD TEAMは、新しいMTBワールドカップカレンダーに焦点を合わせ、エキサイティングな若き才能と経験豊富な優勝経験者によって強化した2023年のチーム体制を発表しました。 18歳のレミ・マイヤースミスは、現在オーストラリアのU19男子ダウンヒル・ナショナル・チャンピオンである。レミは、昨年ジュニア時代にDHワールドカップシリーズで5つの表彰台を獲得している。 2023年のGIANT FACTORY OFF-ROAD TEAMは、クロスカントリー(XC)、ダウンヒル(DH)、エンデューロに参戦する10名のアスリートで構成されています。新しいメンバーには、ナショナルチャンピオン、オリンピック期待の星、そして世界で最も権威のあるマウンテンバイクレースのトップ選手達が名を連ねています。 GIANT FACTORY OFF-ROAD TEAMのマネージャーであるセバスチャン・ボイトンは、このように語っています。「今年はチームにとって、様々な面で非常にエキサイティングな1年になるでしょう。5名の新しいアスリートの参加はもちろんのこと、ライダーにとってチームの体制が変わることは大きなことですから、スムーズな移行を実現することが最優先事項でした。彼らの第一印象や自信に満ちた姿を見るのは、本当に素晴らしいことです。これは、業界をリードするスポンサーと昨年から引き続きチームに参加する5名のアスリートがGIANTと協力して新しいバイクを開発したことの証しです。これからの展開が楽しみです。」   クロスカントリー XCチームには、エリートとU23カテゴリーのワールドカップで活躍が期待される3選手が新加入します。ベルギーのエリート男子XCチャンピオン、イェンス・シューマンス(Jens Schuermans)は、2度のオリンピック出場(2016年、2020年)を果たし、ワールドカップで5回の表彰台を経験しています。シューマンスは2022年ワールドカップを総合12位で終え、今年はさらに高い目標を掲げています。 オリンピックに2度出場し、現在ベルギー ナショナルチャンピオンに輝いているイェンス・シューマンスは、今季のチームにさらなるパワーをもたらしてくれるだろう。 「GIANT FACTORY OFF-ROAD TEAMに加入することは、私にとって本当に特別なことだと感じています。2022年シーズンは好調で、ワールドカップで何度かトップ10に入ることができましたが、一方で表彰台のチャンスを2~3回逃してしまいました。表彰台は私の目指すところであり、このワールドクラスのチームとスタッフがその目標を達成する手助けをしてくれると信じています。新しいAnthem Advanced Pro 29erを数週間前からテストしていますが、この新しいレースマシンには本当に満足しています。」 2人目のアレクサンドル・バルマー(Alexandre Balmer)は、GIANT FACTORY OFF-ROAD TEAMでのXC競技とTeam Jayco AlUlaでのワールドツアーロードレースを両立するマルチタレントです。22歳のスイス人は、2018年世界選手権ジュニアカテゴリーで、XCとチーム・リレーで金メダルを獲得しています。同年バルマーは、ジュニアとしてヨーロッパ選手権のXCも制しており、ロードではスイス選手権を何度も制しています。 元XCジュニア世界チャンピオンのアレクサンドル・バルマーは、ロードレースとUCIワールドカップシリーズを行き来する予定だ。 XCチームの3人目の新戦力は、カナダのカーター・ウッズ(Carter Woods)です。21歳の彼は、昨シーズンにU23カナダ男子ナショナルタイトルを獲得し、U23ワールドカップシリーズで総合2位となるなど、ブレイクを果たした選手です。ウッズは1年を通して一貫してトップ選手として活躍し、ワールドカップで1勝といくつかの表彰台を獲得しました。今年はワールドカップでの優勝と、U23世界選手権のタイトルを獲得することを目指しています。 今年から現カナダ男子U23 XCナショナルチャンピオンのカーター・ウッズが加入。21歳の彼は、U23ランクでワールドカップ優勝と表彰台を目指す。 XCチームは、新加入の3名とアントワーヌ・フィリップ(Antoine Philipp)の計4名で構成されます。フランス出身のフィリップは、昨年初めてワールドカップ エリートでトップ10に入る成績を収め、順位を上げています。 XCライダーのアントワーヌ・フィリップは、昨年初めてエリート男子でワールドカップトップ10入りを果たし、2023年にはさらに上を目指す。Michal Cerveny photo XCライダーたちは、レースのコンディションや地形に合わせてバイクを選択します。テクニカルなコースではフルサスペンションのAnthem Advanced Pro 29erを、滑らかで高速なXCレーストラックではXtC Advanced SL 29erを使用します。   DH・エンデューロ グラビティチームには、DHとエンデューロの両種目に秀でたオーストラリア人兄弟、ルークとレミ・マイヤースミスが新たに加わります。20歳のルーク・マイヤースミス(Luke Meier-Smith)は、すでに両種目で素晴らしい実績を残しています。昨年は、ワールドカップDHのエリート男子で2度のトップ10入りを果たし、オーストラリアで開催されたエリート男子DHナショナルチャンピオンシップでは4位に入賞しました。エンデューロレースでは、2022年エンデューロワールドシリーズのU21カテゴリーで5勝し、総合優勝を果たしました。 マイヤースミス兄弟の兄であるルークは、2022年DHワールドカップシリーズで2回のトップ10入りを果たし、2022年エンデューロワールドシリーズのU21カテゴリーで優勝している。 ルーク・マイヤースミスはこう語っています。「2023年からGIANT FACTORY OFF-ROAD TEAMに参加することができ、本当に光栄だよ。僕はGIANTのバイクに乗って育ったから、すべてが始まった場所に戻ってくるのは本当にクールだ。すでに数週間、新しいバイクに乗り、とても気に入ったよ。気持ちを切り替えて、今年こそはと意気込んでいるんだ。」 ルークの弟で18歳のレミ・マイヤースミス(Remy Meier-Smith)は、現U19オーストラリアDHナショナル・チャンピオンです。昨年はジュニアとしてレースに参加し、ワールドカップで4つの表彰台を獲得、DH世界選手権では銀メダルを獲得しています。 マイヤースミス兄弟は、フランスのDHのベテラン、レミ・シリオン(Rémi Thirion)に加わります。シリオンはワールドカップで表彰台を数回と、1回の優勝経験があります。3名ともGlory Advancedを使用し、チームの技術スタッフとともに新シーズンに向けて次世代モデルの開発・テストにも取り組む予定です。 DHレーサーのレミ・シリオンは、2022年に怪我と闘いながらも、イタリアで開催されたワールドカップファイナルでトップ10入りを果たした。以前のワールドカップ優勝や表彰台を獲得した調子を再び取り戻したいところだ。Sven Martin photo エンデューロレースでは、フランスのユン・デニアー(Youn Deniaud)とカナダのマッケイ・ヴェジーナ(Mckay Vezina)が、2023年も継続してチームに参加します。昨年デニアーは、フランスのルダンヴィエルで行われたファイナルでのステージ優勝を含め、EWSの最後の2ラウンドでベストリザルトを記録しました。 昨年のEWS最終戦でステージ優勝し、2022年EWSプロ男子ランキングで総合16位となったデニアーは、Reign Advanced ProとともにUCI MTB World Cup Enduroを目標に戦う。Sven Martin photo ヴェジーナも、3回のトップ20フィニッシュを達成し、堅実なEWSシーズンを送りました。両選手は、レースバイクのReign Advanced Proに加え、イベントによって、より短いトラベルのTrance X Advanced Pro 29erも使用する予定です。 カナダのエンデューロレーサー、マッケイ・ヴェジーナは2022年、ウィスラーでの15位を含む3回のトップ20入賞を果たし、これまでで最高のEWSシーズンとなった。Sven Martin photo チームを締めくくるのは、E-bikeレースに参戦しているオーストラリアのジョシュ・カールソン(Josh Carlson)です。E-エンデューロ オーストラリア選手権で過去3回優勝しているこのベテラン選手は、2023年のUCI MTBワールドカップE-エンデューロシリーズを目標にしています。カールソンは、主にReign E+ ProとTrance X Advanced E+ でレースに出場しています。 ベテランのジョシュ・カールソンは、E-エンデューロレースで3度のオーストラリアチャンピオンに輝き、2023年にはReign E+ ProとTrance X Advanced E+でUCI MTBワールドカップE-エンデューロイベントを目指す。   チームパートナー バイク機材については、FOXサスペンション、Maxxisタイヤ、Shimanoドライブトレインおよびブレーキコンポーネント、MRPチェーンガイド、HTペダル、PROコックピットコンポーネントなど、2022年からのスポンサーシップの殆どを継続しています。さらに、GIANT ホイール、サドル、ミニツールなどのコンポーネントやギアも追加されます。また、パワーメーターのスポンサーとして、新たにStagesサイクリングが加わりました。 アパレルについては、スイスのCuoreとのパートナーシップを継続し、XCとグラビティレーサーのレースキットを供給します。100%はフルフェイスヘルメット、ボディープロテクション、アイウェア、グローブを供給し、GIANTはXC用のREV PRO、トレイル/エンデューロ用のRAIL SXとREALMなどその他のヘルメットを供給します。また、GIANTはXC用シューズ「CHARGE PRO」、トレイル/エンデューロ用シューズ「LINE」、DH用シューズ「SHUTTLE」などのフットウェアを供給します。 GIANT FACTORY OFF-ROAD TEAMの最新情報は、InstagramとFacebookでご確認いただけます。   2023 GIANT FACTORY OFF-ROAD TEAM Alexandre Balmer (SUI), XC【アレクサンドル・バルマー(スイス)、XC】Josh Carlson (AUS), E-bike【ジョシュ・カールソン(オーストラリア)、Eバイク】Youn Deniaud (FRA), Enduro【ユン・デニアー(フランス)、エンデューロ】Luke Meier-Smith (AUS), DH and Enduro【ルーク・マイヤースミス(オーストラリア)、DH/エンデューロ】Remy Meier-Smith (AUS), DH and Enduro【レミ・マイヤースミス(オーストラリア)、DH/エンデューロ】Antoine Philipp (FRA), XC【アントワーヌ・フィリップ(フランス)、XC】Jens Schuermans (BEL), XC【イェンス・シューマンス(ベルギー)、XC】Rémi Thirion (FRA), DH【レミ・シリオン(フランス)、DH】Mckay Vezina (CAN), Enduro【マッケイ・ヴェジーナ(カナダ)、エンデューロ】Carter Woods (CAN), XC【カーター・ウッズ(カナダ)、XC】   2023 GIANT FACTORY OFF-ROAD TEAM スポンサー Suspension forks/shocks: FOXWheels: GiantTires: Maxxis Pedals: HTDrivetrain & Brakes: ShimanoBar/Stem: PROSaddle: Giant and PROSeatpost: FOX dropper and PRO seatpostsCycling Computers: Giant/Stages CyclingPower meters: Stages CyclingGrips: ODIChain guides: MRPTire insert: CushCoreCycling shoes: GiantRace kits: CuoreCycling eyewear: 100%Helmet: Giant & 100% (full-face)Protection: 100%Gloves: 100%Other: Park Tool, Finish Line lube and cleaning products, Stan’s tire sealant, GoPro cameras, Thule gear

2022.10.26

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ヴルーウェンベルダーとカールソンがナショナルチャンピオンに!

アメリカのルーク・ヴルーウェンベルダー(Luke Vrouwenvelder)がUSAサイクリングマラソンMTBチャンピオンシップで優勝し、オーストラリアのジョシュ・カールソン(Josh Carlson)は、E-エンデューロ ナショナルチャンピオンシップでタイトル防衛に成功。2022年シーズンの締めくくりに、GIANT FACTORY OFF-ROAD TEAMは2つの大きな勝利を獲得しました。 ヴルーウェンベルダーは序盤からアタックをかけ、後続の選手を抑えて初優勝を飾った。Photo:@fotoweaver メリーランド州フレデリックで開催された39.2マイルのマラソンMTBチャンピオンシップで、ヴルーウェンベルダーとチームメイトのステファン・ダヴースト(Stephan Davoust)が圧倒的な走りを見せ、それぞれ1位と2位を獲得しました。 ヴルーウェンベルダーは、ガンブリル州立公園のテクニカルなXCコースにマッチするAnthem Advanced Pro 29ERで完璧なパフォーマンスを披露し、勝利を手にしました。ノースカロライナ出身で東海岸の地形に慣れ親しんでいた彼は、序盤からリードを奪いレース中もライバルを寄せ付けない走りを見せました。 27歳のヴルーウェンベルダーは、Anthem Advanced Pro 29ERで東海岸のテクニカルな地形を走破した。Photo:@fotoweaver 「戦略はシンプルなものだった。早い段階でペースを上げ、後ろを振り返らないようにした。自分のペースで走り、東海岸の岩や木の根はAnthem Advanced Pro 29ERの性能に任せたよ」と、GIANT Rev ProヘルメットとCharge Proシューズを着用したヴルーウェンベルダーは語りました。 ダヴーストが優勝し、ヴルーウェンベルダーが2位となった昨年とは打って変わり、圧倒的な強さを見せたヴルーウェンベルダーは、3時間20分05秒のタイムを記録し、2位のダヴーストに約3分、3位のカーソン・ベケット選手に6分以上差をつけ、初優勝しました。 「ナショナルチャンピオンシップでの勝利は、シーズンの最後を飾るにふさわしいものだと思う。今年の素晴らしい締めくくりで、ステファンと表彰台を共有できたことが嬉しいよ。」 昨年のチャンピオンであるダヴーストは銀メダルを獲得し、チームにワン・ツー・フィニッシュをもたらした。Photo:@fotoweaver   カールソンが3連覇を達成 チーム唯一のE-bikeスペシャリストであるジョシュ・カールソンは、オーストラリアE-エンデューロ ナショナルチャンピオンシップ2連覇中のディフェンディングチャンピオンとして参戦しました。男子レース中にビクトリア州の会場を激しい雨が襲いましたが、カールソンはReign E+レースバイクで濡れた滑りやすいコースコンディションを克服し、GIANT Lineシューズを使用して優勝しました。 ビクトリア州で開催されたオーストラリアE-エンデューロナショナルチャンピオンシップで、カールソンは再び圧倒的な強さを見せた。Piper Albrecht photo 3年連続でタイトルを獲得したカールソンは、次のように語っています。「今日はタフな一日だったよ。コースはひどいウェットコンディションに見舞われ、厳しいレース展開となった。各ステージはきつい上りに荒々しいセクション、タイトなコーナーがうまくミックスされていた。」 Reign E+は、走行するコースの特徴に合わせてジオメトリを2段階で調整できるリンクシステム「FLIP CHIP」を備えています。このレースでカールソンは「HIGH」ポジションを選択し、ヘッドチューブとシートチューブの角度を急にすることで素早いハンドリングとよりアグレッシブなクライミングポジションを実現しました。 激しい雨のため厳しいコンディションとなる中、カールソンは8つのステージをコンスタントに走り抜き、タイトルを獲得した。Piper Albrecht photo 「800Whのエナジーパックシステムを使用し、8つのステージを走り切りました。2022年のシーズンをEWS-Eランキング8位で終え、E-エンデューロ オーストラリアナショナルチャンピオンのタイトルを守ることができ、とても嬉しいよ!」 カールソンはオーストラリアE-エンデューロ ナショナルチャンピオンシップで3連勝を達成した。Piper Albrecht photo

2022.10.14

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XTERRA世界選手権パラで梶選手が優勝!

10/1(土)にイタリア・トレンティーノで開催された「XTERRA」で、GIANTがサポートするパラアスリートの梶選手(JPF)が優勝しました。 XTERRA世界選手権はイタリアのドロミテ山脈を大胆に使い、エメラルドグリーンの綺麗な湖を泳ぐスイムパートに、MTBバイクパートは距離32kmで獲得標高900mのコースを走り、最終のランは湖の周りと山を繋ぐハイスピードなコースで開催されました。 レース日は気温10℃前後で寒く、MTBコースは5℃まで冷え込みました。さらにレース前日まで降り続いた雨で、MTBコースはよりテクニカルになる厳しいコンディションで行われたレースで、梶選手は万全の寒さ対策を行い、持てる力を存分に発揮します。 MTBコースではGIANT XTC ADVANCED SLとともに、他の選手が降車して押している泥の上りも、シクロクロスで得たスキルで乗車してクリアしていきます。また頂上付近では粘土質な赤土がバイクに詰まり、ほとんどの選手がタイヤが回らなくなるトラブルが発生する中、十分なタイヤクリアランスのXTCに乗る梶選手はノントラブルで走り抜けます。最終のランパートでは、バイクで飛ばし過ぎたため数回脚を攣ってしまったものの、そのままゴールまで走り抜けて、見事パラカテゴリーで優勝しました。

2022.10.12

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日本トライアスロン選手権で小田倉選手が優勝!

10/9(日)東京都お台場で開催された「第28回 日本トライアスロン選手権」で、GIANTがサポートする小田倉真選手(三井住友海上/東京)が2位に50秒差をつけて独走で優勝しました。 スイム1.5km、バイク40km、ラン10kmで争った日本選手権に参戦した小田倉選手は、スイムを第2パックで全体の6位で終えるとバイクパートで約15名の先頭集団に加わります。 途中1名が抜け出しますが、集団の前方でスピードをコントロールしながら落ち着いてバイクパートを終えます。 得意の最終ランパートで小田倉選手は、4周回中の2周目にトップに追い付いた後、ゴールまで独走で走り抜けました。 小田倉選手コメント 今回で9回目の日本選手権で優勝することを目標に臨みました。 バイクコースは、平坦基調だけどタイトコーナーや180°ターンが一箇所含まれており、平坦の順行性能に優れるPROPELにスピード変化にも対応しやすいCADEX 42 DISCホイールをを装着して臨みました。 レースでは、予想通り優勝候補としてマークされ、集団内で牽制する展開が続きました。後半、一人の選手がアタックしましたが、一人だったのと、この後のランニングの展開を考えて見過ごすことにしました。その後はあまりタイム差を開かせないように集団を上手く利用しながらコントロールをして、タイム差を想定内に収めてバイクパートを終えることが出来ました。バイクパートでエネルギーロスを最小限に抑えることができたので、ランパートでは前半から思い通りの走りをすることができました。4km地点で先頭に追い付いた後は、独走状態で優勝する事が出来ました。 今までレースで日本人トップの成績は何度か経験しましたが、優勝はあまり経験がなかったため、素直に嬉しい気持ちです。 この経験を活かして、この後出場するワールドカップ(宮崎)、世界選手権シリーズ最終戦(アブダビ)に向けて目標を達成出来るように頑張って参ります。 Photo : Ryota Nakatani

2022.10.11

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グスタブ・イデンがアイアンマン・コナでコース新記録を樹立し優勝!

GIANTがスポンサーを務めるトライアスリート、グスタブ・イデンは、ハワイ島コナで開催された2022アイアンマン世界選手権で、初出場にして優勝という歴史的なパフォーマンスを披露しました。 アイアンマン・コナのコースレコードを10分以上更新したイデン。 @santarastudios - @lalobadillo photo イデンは7時間40分24秒という素晴らしいタイムでコナを制覇し、ドイツのヤン・フロデノ(Jan Frodeno)の7時間51分13秒の記録を、10分以上も塗り替えました。さらにはマラソンのコースレコードも更新し、26.2マイルを2時間36分15秒で走りきり、1マイル平均6分台を記録した史上初の男性ランナーとなりました。 イデンはTrinity Advanced Proで完璧なペースを保ち、ランで優勝を狙える位置につけていました。 @santarastudios - @carla.nagel photo アイアンマン世界選手権のディフェンディングチャンピオンとしてレースに参加し、イデンのトレーニングパートナーで、同じノルウェー代表のクリスティアン・ブルメンフェルトは、コナでのこれまでの最速タイムを更新しながら、3分強の差で3位に入り、共に表彰台に上がりました。 イデンとブルメンフェルトを応援しようと、ノルウェーのファンが大勢集まりました。 @santarastudios - @takervazquez photo ランパートで台湾のお寺にちなんだ「幸運の帽子」をかぶり、無敗をキープしていたイデンは、レースを振り返って以下のコメントをしています。「非常に厳しいレースだったよ。サム・レイドロウ(Sam Laidlow)に追いつくまではすべてが順調に進んでいた。ところが彼を追い越したとき、まるでこの島が僕を倒そうとしてるかのように、順調にいかなくなった。でも、僕の帽子はこの島の伝説より強いと思ったよ。」 イデンはスタートから強さを見せ、この日のプランを決して崩すことはありませんでした。彼は20名ほどの先頭集団で2.4マイルのスイムを終えると、Giant Trinity Advanced ProとCADEX Aero WheelSystemで112マイルのバイクに挑みました。フランスのサム・レイドロウがバイクでペースを上げ、イデンとブルメンフェルトが追走グループでハイペースを維持しました。 レイドロウはバイクでコース新記録を樹立し、イデンとブルメンフェルトは約6分遅れで、第2トランジションを通過しました。ランでは2人とも1マイル6分以内を記録し始め、トップのレイドロウは平均6分13秒でした。19マイル手前、有名なエナジーラボの区間付近でイデンが動き出し、ブルメンフェルトを置き去りにしました。 19マイル地点でイデンが動き出すまで、トレーニングパートナーの2人はランパートの大半を一緒に過ごしていました。@santarastudios - @carla.nagel photo この時点で、イデンがレイドロウを捉えてトップに立つことは、ほぼ確実と思われました。イデンはさらにペースを上げ、22マイル地点でついにレイドロウに追いつくと、彼の肩をたたき親指を立て、通り過ぎました。 「今日は、自分のプランをうまく実行できた。クリスティアンがエナジーラボの坂を上がってきたとき、僕は少しの間待って、風が変わったタイミングでペースアップしたんだ。初出場だけど、かなり堅実な計画だったと思うよ。」 イデンはレイドロウに2分の差をつけて優勝し、ゴールテープを握りしめながらその快挙を祝いました。ブルメンフェルトはオーストラリアのマックス・ノイマン(Max Neumann)を抑え3位でフィニッシュし、友人でもあるイデンと共に表彰台に上りました。 イデンは、無敗の幸運の帽子でアイアンマンの栄冠を手にしました。 @santarastudios - @carla.nagel photo

2022.09.30

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【シマノレーシング】JPTまえばし赤城山ヒルクライムで湊選手が2位に!

9/25(日)に群馬県前橋市の赤城山で開催された「Jプロツアー(JPT)第15戦 まえばし赤城山ヒルクライム」にシマノレーシングが参戦しました。 群馬県内で3日連続開催されるJプロツアーの最終日は、赤城山を舞台に21.5kmのヒルクライムで争われました。 以下、シマノレーシングのレポートを掲載します。   シマノレーシングレースレポート まえばし赤城山ヒルクライム場所:前橋合同庁舎エリアから赤城山総合観光案内所までの特設コース距離:21.5km(標高差 1313m、平均勾配 6.4%、最大勾配 9.4%)出場選手:湊諒、風間翔眞、尾形尚彦、天野壮悠 群馬3連戦の最後に、Jプロツアー第15戦「まえばし赤城山ヒルクライ」に出場しました。シマノレーシングは、クライマー中心のメンバー構成でレースに挑みました。 レースは、中盤までに人数が減るも、シマノレーシングは、湊選手、風間選手、尾形選手、天野選手の4名全員が残ります。そこから、尾形選手が単独でアタックを行います。 残り5kmを切るタイミングで尾形選手は吸収されますが、ライバルチームに足を使わせ、チームメイトの力を温存できました。 残り3kmで7名まで絞られたメイン集団から、フランシスコ・マンセボ選手(マトリックスパワータグ)がアタックし、そのまま後続とタイム差を広げて優勝。後続は、今季限りで引退を表明している、湊選手が得意の赤城山ヒルクライムで最大のパフォーマンスを発揮し、2位表彰台を獲得しました。   リザルト 1位 フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ) 57分47秒2位 湊 諒(シマノレーシング) +13秒3位 加藤辰之介(イナーメ信濃山形) +15秒 6位 風間翔眞 +31秒10位 天野壮悠 +1分17秒12位 尾形尚彦 +1分47秒<   湊選手コメント 群馬3連戦の最終日、過去3回出場し2回4位となっているヒルクライムレースで自分にとって相性の良いレースです。とは言え直近のトレーニングやレースの登りで数年前の身体の感覚ほど良い感触を掴めていなかった為、優勝を目指すと言うより有償候補の選手(マトリックスパワータグ、マンセボ選手/群馬グリフィン、金子選手)に出来るだけ脚を使わずに着いていく。と言う目標を設定して臨みました。チームで綿密な作戦は立てずに各々似たような目標設定だったと思います。 レースが始まってからはメーター上のパワー値の割に身体が軽く、調子の良さを感じました。10人ほどに絞り込まれる終盤に差し掛かるタイミングにシマノレーシングが全員残っていたので精神的余裕もありリラックスして終盤を迎える事ができました。マンセボ選手や金子選手の人数を絞り込む為のペースアップにも対処できましたが残り3キロ、マンセボ選手のアタックには反応出来ませんでした。徐々に広がるマンセボ選手と2位集団の差。ゴールまでのラストスパートが持ちそうなタイミングで力を振り絞りアタックしましたが13秒届かずマンセボ選手とのレベルの差を痛感しました。 終わってみれば8年間のJPT戦の中でベストリザルトでしたが嬉しさよりも驚きの方が大きかったです。引退を目前にして結果を残せたのは集中力を切らさずに最後まで競技に向き合おうと意識していたからかもしれません。ですが今シーズンはチームで勝利が無いので残り数戦で勝利を掴みたいです。 応援ありがとうございました!

2022.09.30

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【シマノレーシング】JPT群馬9月大会Day1で中井選手が2位に!

9/23(金・祝)に群馬県の群馬サイクルスポーツセンター6kmサーキットで開催された「Jプロツアー(JPT)第13戦 群馬CSCロードレース9月大会 Day-1」にシマノレーシングが参戦しました。 3日連続で開催された3連戦の初日は、6kmサーキットを反時計回りで25周する150kmで争われました。 6周目に出来た逃げ集団に、中盤メイン集団から単独で飛び出した中井選手がブリッジを成功させて合流します。レース後半、メイン集団とのタイム差を広げた逃げ集団のメンバーでゴールスプリント勝負になり、中井選手は惜しくも2位でゴールしました。 以下、シマノレーシングのレポートを掲載します。   シマノレーシングレースレポート JPT群馬CSCロードレース9月大会 Day-1場所:群馬サイクルスポーツセンター(6km サーキットコース 反時計回り)距離:6.0km × 25周 = 150km出場選手:湊諒、横山航太、中井唯晶、風間翔眞、尾形尚彦、重満丈、佐藤宇志、天野壮悠 Jプロツアー第13戦「群馬CSCロードレース9月DAY-1」に出場しました。 レースはアタック合戦の中から6周目に横山選手、重満選手を含む15名の逃げが形成されます。好調の中井選手を逃げに送り込むために、シマノレーシングはメイン集団を牽引し逃げとのタイム差を詰めます。その後、タイム差が縮まったメイン集団から中井選手が逃げに単独ブリッジを成功させます。 レースは後半になりメイン集団と逃げ集団はタイム差が広がり、逃げ集団での勝負になります。ラスト2周で中井選手がアタックするも決まりません。 ゴールは、10名のスプリント勝負になり、好調の入部選手(弱虫ペダルサイクリングチーム)が優勝。中井選手は惜しくも2位でのゴールとなりました。   リザルト 1位 入部正太朗(弱虫ペダルサイクリングチーム) 3時間47分29秒2位 中井唯晶(シマノレーシング) +0秒3位 フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ) +0秒 9位 横山航太 +6秒15位 風間翔眞 +5分18位 湊諒 +5分50秒22位 重満丈  +6分2秒DNF 天野壮悠DNF 尾形尚彦DNF 佐藤宇志   中井選手コメント この日は天候も悪く、距離も150km、気温も低くサバイバルなレース展開が予想されました。ライバル勢の愛三は不在、マトリックスからは2名のエントリーでした。つまり、集団の中で人数確保ができるのは、シマノとシエルブルーと弱虫ペダルでした。シマノの作戦としては、自分もしくは風間を含んだ3名以上を逃げに送りこむことをチームの目標としていました。レースが始まりアタック合戦になり、10数名の逃げが形成され、弱虫ペダル、シエルブルーは複数名乗せており、シマノからは横山選手と重満選手が乗りました。自分と風間が逃げにいない状況のため、集団をコントロールし、タイム差を30秒ほど見える距離に広げすぎないようにし、自分もしくは風間のジャンプアップのためにチームメイトのアシストで備えました。タイム差が近づいたところで、単独でアタックし、追走しました。2周かけて追いつき、その時点で残り周回半分ほどでした。ラストに向けて少しずつ人数が減っていきましたが、逃げ切りが濃厚となり、最終スプリントに備えました。弱虫ペダルの入部選手が力があるのが分かっていたので、マークしていましたが、最終のスプリントでそのマークを外されてしまい、先行を許して2位という悔しい結果になりました。

2022.09.27

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ロード世界選手権でマシューズが3位表彰台を獲得!

ウロンゴンで開催された2022年UCIロード世界選手権の男子ロードレースに、チーム・バイクエクスチェンジ・ジェイコのマイケル・マシューズ(Michael Matthews)が、オーストラリア代表として出場しました。マシューズは、ガッツある追走とスプリントでホームの観衆を沸かせ、銅メダルを獲得しました。 距離266kmに及ぶレースは、ニューサウスウェールズ州の海岸地帯で行われ、長く混沌とした戦いとなりました。オーストラリアチームのリーダーであるマシューズは、レース後半に小集団に分かれた際にも決して諦めずに、奮闘しました。CADEX 50 Ultra WheelSystemを搭載したPropel Advanced SL Discを駆るマシューズは、チームメイトの助けも借りてスプリントを行い、メダル獲得に手が届く位置へつくことができたのです。 レースを振り返って、マシューズは以下のようにコメントしています。 「母国オーストラリアの観客の前で表彰台に上がることができ、これ以上の喜びはないよ。残念ながら、胸に虹色はないけれど、努力が足りなかったわけではないんだ。今日のチームワークは素晴らしかったし、自分のレースをして3位になれたんだから。 はじめの数周は、観衆の声援を受けて集団の前方で走っていたけれど、その後レースモードに切り替えた。ラスト2周になると観客の盛り上がりは一段と増し、登りをハイスピードで駆け上がっても脚の痛みを感じないほどの応援だった。とても特別な気分で、涙があふれてきたよ。」 優勝したベルギーのレムコ・エヴェネプール(Remco Evenepoel)は、最後の25kmで単独アタックをかけて独走勝利しましたが、その背後では優勝候補とされていた選手たちによる激しい表彰台争いが繰り広げられていました。レース無線もなく、6時間を超える長丁場のレース終盤にはプロトンもバラバラになり、選手達にとって状況を読み取るのが難しい状況でした。7月のツール・ド・フランスで単独ステージ優勝を果たし、開催国代表としての期待を背負っていたマシューズは、最終スプリントに差し掛かるタイミングで集団に追いつき、着々と前へ出ていきました。 「ただひたすら、集団を追い続けていたよ。最後の500メートルになってもね。スプリントで10位以内に入るのは無理だろうと思っていたら、フランスチームが(クリストフ)ラポルトのために並んでいるのが見えたので、その後ろに飛び乗ってスプリントで自分の力を発揮したのさ。その後も、自分が何位でフィニッシュしたのかよく分からなかった。数分後に3位だとわかったよ。」 マシューズは、2015年にアメリカで開催された世界選手権 男子ロードレースでも銀メダルを獲得しており、現在3つの世界選手権メダルを獲得しています。しかし彼は、ウロンゴンでの今回のメダルが一番だと言っています。 「ホームでのレースは間違いなく、最も特別なものだ。年々、自転車競技のレベルは高くなっていると思う。ここで銅メダルを獲得できたことは、信じられないくらいだよ。」 この銅メダルは、マシューズにとって今大会2つ目の銅メダルでした。最初のメダルは、TTミックスリレーで獲得しました。 CADEX Aero WheelSystemを装着したTrinity Advanced Pro TTバイクを駆るマシューズは、チーム・バイクエクスチェンジ・ジェイコのチームメイト、ルーク・ダーブリッジ(Luke Durbridge)、そして女子チームのアレクサンドラ・マンリー(Alexandra Manly)とジョージア・ベイカー(Georgia Baker)を含む6人チームの一員でした。 また、同じくチーム・バイクエクスチェンジ・ジェイコのチームメイトであるイタリアのマッテオ・ソブレロ(Matteo Sobrero)は、TTミックスリレーで銀メダルを獲得しています。 Photos: Cor Vos photo

2022.09.16

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【シマノレーシング】ツールド北海道 第3ステージで中井選手が2位に

9/9(金)~11(日)に北海道の道央地区で開催された3日間のステージレース「ツールド北海道2022」にシマノレーシングが参戦しました。 最終日の9/11(日)、182kmの距離で争った第3ステージで、前半に構成された逃げ集団に横山、中井、風間選手の3名を送り込んだシマノレーシング。途中、風間選手がドロップするものの、横山、中井両選手を含む逃げ集団は最後まで逃げ切りスプリント勝負に。中井選手が今村選手(チームブリジストンサイクリング)とゴールを争いますが、僅差で敗れて2位でゴールしました。 以下、シマノレーシングのレポートを掲載します。   シマノレーシングレースレポート ツールド北海道2022 第3ステージ場所:北海道・道央地区距離:182km出場選手:湊諒、横山航太、中井唯晶、風間翔眞 ツールド北海道第3ステージは、俱知安町から苫小牧市までの182kmで行われました。ここまでで結果に結びつけられていないチームは、最終日のラストチャンスに全てをかけてスタートしました。 レースはスタートから積極的にシマノレーシングが攻撃を仕掛けます。最初のアップダウン区間で形成した10名の逃げに、チームからは、横山選手、中井選手、風間選手の3名が入ります。前日の門田祐輔選手のステージ優勝でリーダーチームとなった、EFエデュケーション・NIPPOデヴェロップメントチームが3分のタイム差でコントロールを続けます。 逃げ集団は順調に走り、125km地点の最後のKOMを通過し、ゴールまでの50kmの下り基調のコースに入ります。メイン集団では、愛三工業レーシングチームも集団牽引に加わり、残り10kmで2分未満までタイム差が縮まりますが、逃げ集団の逃げ切りが濃厚となります。最終局面に横山選手と中井選手が残り、横山選手が中井選手の為にアシストに徹して、中井選手の力を温存させます。 最後は逃げ集団でのスプリント勝負になり、第1ステージでも力をみせた今村駿介選手(チームブリヂストンサイクリング)と競り合いゴールしましたが、中井選手は惜しくも敗れ2位でのゴールとなりました。 リザルト 1位 今村駿介(チームブリヂストンサイクリング) 4時間14分35秒2位 中井唯晶(シマノレーシング)3位 マルコス・ガルシア(キナンレーシング) 4位 横山航太 +3秒24位 湊諒 +1分4秒37位 風間翔眞 +14分26秒 横山航太選手コメント スタートから逃げたいチームが多く、2人が先行しているところにブリッジする形で10人の逃げが決定。その中に3人と最多の人数で入ることができたので、逃げ切ることを第一優先に考えつつ距離を消化していきました。終盤、他のチームからの攻撃もありましたが、ラスト25km程で逃げ集団でのスプリントが濃厚になったので中井に貯めてもらっていました。僕はローテーションに回り、最終コーナーからロングスパートしましたが決定打にならず、最後、中井が今村選手を追い込んだものの、ステージ優勝に届きませんでした。ステージ優勝を目指してできる限りのトライはできたと思いますが、あと少し力足りずでした。今後もレースが続くので引き続きトライしていきたいと思います。応援ありがとうございました。 野寺秀徳監督コメント 3年ぶりの開催となるツール・ド・北海道は、初日の結果により総合成績の目標が絶えるというネガティブな雰囲気でスタートすることになりました。TOJ等でも初日に崩れる傾向にあり、調整の方法に疑問を感じていましたが、レース以前からのパワーデータ解析の結果、現状の力不足が最も大きな要因であることを再認識しました。状況を受け入れたうえで2日目以降できることに全力でフォーカスし、第3ステージでは強敵に阻まれ勝利には届きませんでしたが最高の形を作り出すことに成功。チームとして戦う意義を明確につかんだ感覚があります。今後のレベルアップに向け収穫のある大会であったことは間違いないと考えています。

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