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新型TCRは、これまでGIANTが培った革新的な技術をベースに、より優れた効率性、エアロダイナミクスの向上、シームレスなインテグレーションを実現し、ライディングエクスペリエンスの質をさらに高めています。過去四半世紀の間にロードバイクは大きく変化してきましたが、その中でもTCRは常にイノベーションの最前線に立ち続けてきました。このバイクは、ロードライディングやレースのあらゆる局面でライダーに優位性を与えるという1つの重要な使命に焦点を当て続けてきたのです。

初代TCRは28年前にデビューしました。チームONCE(スペイン)のプロレーサーのために作られたこのバイクは、デビューすると同時にゲームチェンジャーとなり、ロードバイクのある時代の終わりと次の時代の始まりを告げました。 四半世紀以上を経た今、第10世代TCRはロードバイクの革新における長年にわたる継続的な進歩を象徴しており、GIANTが最高のプロアスリート、エンジニア、製品デザイナーとの協力から学んだすべてをこの究極のオールラウンダーロードレーシングマシンに詰め込んでいます。

EVOLUTION OF THE TOTAL RACE BIKE

他のすべてのロードバイクと根本的に異なるジオメトリを備え、1990年代後半に物議を醸したアルミフレームの初代がデビューして以来、TCRは新世代が登場するたびにパフォーマンスの限界を押し上げ続けてきました。ここでは、長年にわたるTCRの進化をご紹介します。

1997

初代TCR生産販売開始。フレームは3サイズ(S/M/L)展開で、角度調整可能なスレッドステムも3サイズ(105/120/135mm)展開。

2002

初めてフルカーボンフレームを採用した第2世代TCRがツール・ド・フランスでデビュー。

2004

第3世代TCRが、T-Mobileチームと共にツール・ド・フランスでデビュー。T-Mobileチームは3年連続(2004~2006年)でツールのチーム優勝獲得。

2005

第4世代のTCRでは、初めてインテグレーテッドシートポスト(ISP)を採用し、5サイズ展開で市販開始。

2008

第5世代のTCR ADVANCED SLを発売開始。PressFitボトムブラケットや内装ケーブルルーティングなど、多くの画期的なテクノロジーを採用。チームColumbia-Highroadのマーク・カベンディッシュが、ツール・ド・フランスでステージ4勝を獲得。

2012

第6世代のTCRが、チームRabobankとともにツール・ド・フランスでデビュー。スペイン人ライダーのルイス・レオン・サンチェスが、新型マシンでピレネーのステージを勝利。

2015

チームGIANT-ALPECINは7代目TCRを駆り、グランツールや主要ワンデーレースで数々の勝利を獲得。ブエルタ・ア・エスパーニャでは、トム・デュムランが山岳ステージで優勝し、6日間にわたってリーダージャージを着用した。

2016

初のディスクブレーキモデルを含む第8世代のTCRを市販開始。チームGIANT-ALPECINはこの新型TCRで、トム・デュムランによるツール・ド・フランスでの劇的な山岳ステージ勝利を含む数々の勝利を獲得した。

2020

オリンピックチャンピオンであるグレッグ・ヴァンアーヴェルマートを擁するCCCチームとのパートナーシップにより開発された第9世代TCRを市販開始。フレームセットはよりエアロダイナミックなチューブ形状とクラス最高の効率性を特徴としている。

2024

第10世代のTCRは、まったく新しいOverDrive Aeroテクノロジーと、内装ケーブルルーティングを備えた一体型コックピットを特徴とし、チーム・ジェイコ・アルウラーとのプレシーズン・テストセッションを経て発表された。

GENERATION X

第10世代TCRの登場。28年前に始まった伝統を継承するこの製品は、GIANTの製品開発者や空力研究チーム、そして、チーム・ジェイコ・アルウラのアスリートとメカニックも含めたチームワークの結果です。新シリーズの主力モデルであるTCR ADVANCED SLは、TCR史上最軽量でかつ最も効率的なモデルです。それ以外でもシリーズ全体には、新しい製造技術によって可能になった革新的な新機能を備えています。

新しい機能とテクノロジーは、ワット数の節約を目的としていますが、ライディングエクスペリエンスを最大限に楽しむためのものでもあります。剛性と重量は重要ですが、乗り心地やコントロールを犠牲にする必要はありません。より統合されたコックピットと内装ケーブルルーティングが、エアロダイナミクスを改善して、クリーンな外観を提供しますが、過度に複雑なメンテナンスや調整は必要はありません。

KEY PERFORMANCE FACTORS

MAKING THE 10TH GENERATION TCR

CUTTING-EDGE COMPOSITE MATERIAL

新型TCRをより軽量で高剛性にするために、GIANTは自社工場で高品質なカーボン原糸から独自のカーボンシートを製造しています。GIANTの自社工場で織られたADVANCED SLグレードのカーボンシートは、最高のGSM(グラム毎1平方メートル)を実現し、剛性を犠牲にすることなくフレームとフォークの軽量化を実現しています。

COLD BLADE CUTTING

前世代のTCRではレーザーカットされたカーボンシートを使用していましたが、新型では、レーザーカットよりもさらに精密にカーボンシートのカットが可能になる「コールドブレードテクノロジー」が採用され、過剰な熱による変形の恐れがなくなり、カーボンシートの数を減少。その結果、フレームのさらなる軽量化を実現しました。

ADVANCED CONSTRUCTION TECHNIQUES

新型TCR ADVANCED SLは、まったく新しい「ワンピースモールドテクノロジー」によって製造されています。前世代のブラダーを3つ使用する製造方法とは対照的に、このテクノロジーによって1つのブラダーでフロントトライアングルを製造することが可能になりました。これにより、剛性やエアロダイナミクスなどを損なうことなく、フレーム全体の重量を最小限に抑えることができます。

FINISHING TECH

TCR ADVANCED SL 0に採用される新しいThinLineペイントプロセスでは、高度な複合パウダーコートテクノロジーを使用して、非常に薄く、鮮やかで強靭な仕上げを施します。 さらに、サドルクランプを取り付ける際には、独自の3M製プロテクターシートがインテグラルシートポスト(ISP)を強化し、安全性を犠牲にすることなく、さらなる軽量化を実現します。

PRO RACER APPROVED

GIANTはフラッグシップであるTCR ADVANCED SLシリーズの開発プロセスにおいて、チーム・ジェイコ・アルウラーのライダーと協力してフィードバックを収集しました。スペインでのトレーニングキャンプでは、フィリッポ・ザナやマイケル・マシューズ、ルーク・プラップがプロトタイプの最終テストを行い、ザナは「このバイクの登り、加速、路上での感覚にとても感銘を受けました。これは素晴らしいオールラウンダーバイクであり、ワンデイクラシックから厳しい山岳ステージを含むレースまで、多くのレースでの最有力候補となると思います」と語りました。

THE SCIENCE OF SPEED

第10世代のTCRシリーズには、これまでで最速のTCRを生み出すために、新しいフレーム設計と構造技術が盛り込まれています。私たちのテスト方法の詳細と、重量、剛性、効率、エアロダイナミクスのテスト結果をご覧ください。

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