最新MAESTROシステムになって、トラニオンマウントとカーボン一体リンクのおかげでバイクのバランスが凄く良くなりました。また、サスペンションストロークが前100mm・後80mmになったことも影響して、走りの軽さと反応の良さが際立ちます。最新のレースシーンに合わせてジオメトリが変更になり、今までのLサイズからMサイズに変更したこともあって、29erの取り回しの悪さは全く感じないレースバイクです。近年テクニカルになってきている国内シリーズから、長時間の過酷なヨーロッパのMARATHONシリーズまで、幅広いレースで性能を発揮してくれる最高のバイクです。
第一印象は、乗った瞬間マイルドに感じる乗り味で、リジットバイクだけど荒れた林道でもとても乗りやすく疲れにくい。それでいてパワーを掛けると剛性が高いので反応が良くバイクが加速していく、振動吸収性と反応性が高次元でまとまったバイクです。主にヨーロッパのハイスピードステージレースや、国内の泥レースで活躍してくれそうです。リアセンターが可変式なので、泥レースでタイヤクリアランスを広くとるセッティングができるのもこのバイクの強みです。27.5+と29erの両方に対応するので、オフシーズンのトレイルライドは27.5+で楽しむ予定です。
OVERDRIVE2によるフロント周りの高い剛性のおかげで、ディスクブレーキの強い制動力を受け止め、シビアなハンドル操作が必要なシクロクロスレースにおいて正確にラインをトレース出来るコントロール性が素晴らしいバイクです。また、路面状況が悪い事が多いシクロクロスレースにおいて、十分過ぎるタイヤクリアランスのおかげで、泥のトラブルがほとんどなく助けられてます。シクロクロスレースでは振動吸収性も必要な要素で、TCXのフレーム設計とD-FUSEシートピラーの驚くほど高い振動吸収性が負担を軽減してくれるので、レース後半まで集中して走る事が出来ます。
これは過去サイトのコンテンツです。
このまま閲覧を続けますか?