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NEW OPPORTUNITIES

2020年は私たち全員にとって普通でない年でした。オーストラリア人のトライアスリート、アーロン・ロイルも他の多くの人と同じような課題に直面し、あらゆる機会を最大限に活用しようとしていました。

これまで、アーロン・ロイルは年間を通してヨーロッパを拠点に世界中を旅し、オリンピックディスタンスのトライアスロンレースで最高レベルのWTS(世界トライアスロンシリーズ)に出場してきました。

昨年の初めは、これまでのオリンピックイヤーと同じ様に始まり、2016年のリオオリンピックの時と同様に、よくトレーニングし、東京オリンピックの予選に集中していました。しかし、世界的なパンデミックによって事態は急変。新しい生活様式に適応しながら、可能な限り新しいチャンス見つけ、それに集中していくこととなりました。

「ほとんどのアスリートにとって、今年はメンタル面で最も辛い年の1つだと思う。」とアーロンは語りました。「文字通り、先が見えないレースのためにトレーニングをするしかないんだ。」

コロナウイルス感染がヨーロッパ中に広がったため、アーロンと彼のパートナーであるノンは、アーロンがアスリートになったばかりの頃に暮らしていた、オーストラリアのウロンゴンに戻ることを決意しました。

パンデミックによって、オーストラリアでも州を超えた移動の制限が始まることになり、アーロンは故郷のニューサウスウェールズ州を離れ、クイーンズランド州に入るという決断を急いでしなければなりませんでした。さらに2週間の自宅隔離が課せられるという見通しは、レースで上位を維持しようとするアスリートにとって、難しい選択でした。

クイーンズランド州に移動したことで、アーロンはアイアンマン70.3イベントに出場するチャンスを得ました。彼はこれまでハーフアイアンマンのレースを一度しか経験したことがありませんでしたが、2020年にレースに出ることができる唯一のチャンスだろうと分かっていたので、そのチャンスをつかむことにしました。

「トレーニングはうまくいって、体調もばっちりだった。」と彼は振り返ります。「レースの前の晩はキャンディーショップの子供のように、はしゃいでたよ。未体験のことにワクワクしてた。」

長距離のレース経験が無いにもかかわらず、アーロンはアイアンマン70.3サンシャインコーストで一位を勝ち取り、優勝の有力候補だったオーストラリア選手から約1分早くフィニッシュしました。CADEX AERO ホイールを装備したTRINITY ADVANCED PROが、彼の勝利を支えました。

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Photo by Rebecca Ohlwein

「スイム、バイク、ランのそれぞれを、しっかりとやれたことを誇りに思う。州境を急いで越えた決断が、価値のある結果になり、嬉しいよ。」と、アーロンはフィニッシュ後に語りました。 「ボーナスは、来年のアイアンマン70.3世界選手権の出場枠さ。」

今後も、アーロンの目標は変わりません。東京オリンピックにオーストラリアチームとして出場することと、スプリントディスタンスでのキャリアを積むことです。

「その後はまだ分からないけど、アイアンマン70.3の世界最高レベルの選手と、戦う機会もあるかもしれないね。」

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