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BALANCED ATTACK.
GIANT WHEELSYSTEMS
Highlights
GIANTのエンジニアは、ホイールの構成要素、すなわちリム、ハブ、スポークおよびニップルなどのスモールパーツが互いに及ぼす影響について研究し、GIANTホイールシステムを完成させました。以降、世界最高レベルの工業力と、エンジニア・デザイナー・アスリートからなるチームの情熱により、ホイールシステムは毎年進化し続けています。最新のGIANTホイールシステムが採用する革新的なテクノロジーは、以下の3大メリットをライダーに提供します。
- 1. SUPERIOR EFFICIENCY
- 優れた効率性:先進的な駆動力伝達剛性、クラス最高の軽量性、優れた空力性能。
- 2. PINPOINT CONTROL
- 極限の操作性:圧倒的な横剛性、全域で優れるブレーキ性能。
- 3. ENGINEERED DURABILITY
- 技術力による耐久性:独自のカーボン素材とレジンおよび工程、熟練のハンドクラフト。
KEY TECHNOLOGY
Dynamic Balanced Lacing
GIANT独自の駆動伝達剛性を最大化するテクノロジー
多くのホイールで採用されている2:1スポーキングでは、ドライブトレイン側の半分のスポークが圧縮力、もう半分が
引張力を受けており、互いに相反する動きをしてしまうことで、ホイールのパフォーマンスを損なってしまいます。
GIANTの革新的な「ダイナミック・バランスド・レーシング(DBL)」というテクノロジーでは、
ホイールが静止している時は、ドライブトレイン側の対向するスポークは異なるテンションで組まれています。
(黄色のプッシュスポークの方が、赤色のプルスポークよりスポーク長が短く、テンションが高い)
しかしペダリング時には、これら対向するスポークのスポークテンションが均衡するように設計されているのです。
これによって、ホイールの駆動剛性(回転方向へのたわみのなさ)が向上し、他社の競合フルカーボンクリンチャーに
対して駆動剛性では16%以上、重量駆動剛性比では10%以上もの優れた数値をマークすることに成功しました。




GIANT COMPOSITE MANUFACTURING
世界の最先端カーボン製造技術を誇るGIANT自社工場にて、SLRカーボンリムを製造
GIANT WHEELSYSTEMは設計からリムの製造、組立に至るまでを自社工場にて行っています。特にカーボンリムは 最先端技術を誇るGIANTの自社工場にて製造されることで、最高水準の品質管理体制にてコントロールされています。 SLRシリーズに使用されるリムはチューブレス対応のフルカーボン製で、T700グレードのカーボン原糸と高い耐熱性を持つ レジンを採用しています。このレジンは工業標準とされる160℃を大きく上回る245℃のガラス遷移温度をもちます。 これらの先端素材が、GIANT独自のオートメーションレイアッププロセスにて製造されることで、他社の競合製品に比べて 雨天時に10%以上もの制動力、クラス最高のブレーキ耐熱性能およびホイール耐久性を実現することができたのです。

OPTIMIZED ANCHOR POINT
前後ハブのフランジ幅を最大限に拡張して横剛性を高めるテクノロジー
横剛性を高めるために、前後ハブのフランジ幅を最大限に拡幅しています。 特にリア側はドライブ側のフランジを2mm外側に移動させたことで、他社の競合製品に対して4%以上優れた 横剛性を獲得することに成功しました。 これによって、特にコーナリングや下りでのコントロール性能が向上し、より正確なライン取りを可能にします。

BUILDING A BETTER WHEEL
新しいON-ROADホイールシステムの「優れた効率性」「極限の操作性」「技術力による耐久性」について、
下記の通り他社の競合製品との性能比較テストを行いました。
これにより、GIANTのホイールシステムが競合製品に対して明らかに優位であることがわかります。
GIANTのホイールシステムなら、上り・下り・スプリント等どのような状況でも全幅の信頼を置くことができるでしょう。
SUPERIOR EFFICIENCY 優れた効率性
DBLテクノロジーを駆使したGIANTのホイールシステムは、市場をリードする重量駆動剛性比とエアロダイナミクスによって
最高レベルの効率性を提供します。
■重量
GIANTは圧倒的なカーボン製造開発技術を駆使して、常にクラス最軽量のホイールシステムを生み出しています。
重量の比較(g) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
ペアでの差 | ||||||
RANK | MODEL | フロント | リア | 前後ペア | g | % |
1 | GIANT SLR 0 | 550 | 748 | 1298 | -- | -- |
2 | R社同クラスホイール | 620 | 752 | 1372 | 41 | 6% |
3 | Z社同クラスホイール | 626 | 784 | 1410 | 79 | 9% |
4 | B社同クラスホイール | 648 | 786 | 1434 | 103 | 10% |
5 | E社同クラスホイール | 662 | 800 | 1462 | 131 | 13% |
■駆動剛性
GIANT SLR 0ホイールシステムと競合製品を、39-25T・175mm長クランクを使用し、ペダルに65kgの力をかけるという
動的なペダリング負荷と同様の条件でテストし、駆動剛性(回転方向へのたわみのなさ)を決定づける変形量を測定しました。
結果は下記の通り、DBLテクノロジーを駆使したGIANT SLR 0は競合製品に対し、駆動剛性において最も優れていると測定されました。
駆動剛性、変形量(mm) ※少ないほど良い | |||
---|---|---|---|
結果 | |||
RANK | MODEL | リア(mm) | 差 |
1 | GIANT SLR 0 | 4.38 | -- |
2 | Z社同クラスホイール | 5.08 | -16% |
3 | B社同クラスホイール | 5.16 | -18% |
4 | R社同クラスホイール | 5.26 | -20% |
5 | E社同クラスホイール | 5.79 | -32% |
「駆動剛性」と「重量」両方の要因から、GIANT SLR 0はテストしたホイールの中で、優れた効率性の指標となる
重量剛性比において最も良い数値を達成しています。
重量駆動剛性比(mm/kg)リアホイール※低いほど良い | |||
---|---|---|---|
RANK | MODEL | 結果 | 差 |
1 | GIANT SLR 0 | 5.90 | -- |
2 | Z社同クラスホイール | 6.48 | -10% |
3 | B社同クラスホイール | 6.56 | -11% |
4 | R社同クラスホイール | 6.99 | -19% |
5 | E社同クラスホイール | 7.24 | -23% |
■空力性能
GIANTホイールシステムは風の抵抗を最小限にし、エアロダイナミクスを最適化するため、CFD解析を用いてデザイン・設計されています。
Aero Concept Engineering(フランス)の風洞実験設備でテストした結果、GIANTホイールシステムは様々なヨー角において、
高いレベルの空力優位性を持つと証明されました。
PINPOINT CONTROL 極限の操作性
GIANTホイールシステムは横剛性やブレーキング性能などが向上し、上り、コーナー、スプリントや下り等、
どのような状況でもライダーが自信を持ってコントロールできるようになりました。
さらに、クリンチャータイヤのみならずチューブレスタイヤにも対応可能です。
■横方向の剛性
GIANTホイールシステムはDBLとOPTIMIZED ANCHOR POINTテクノロジーの組み合わせにより、横剛性をより高めることに成功しました。
特にコーナーリングや下りにおいて、高い横剛性はコントロール性能を向上し、正確なライン取りを可能にします。
横方向に負荷をかけた状態でその変形量を測るテストにおいて、SLR 0ホイールシステムは下記の通り、競合製品と比較して最も低い変形量となり、
最も高い横剛性を持つということを示しました。
横方向の剛性、変形量(mm)※低いほど良い | |||||
---|---|---|---|---|---|
結果 | |||||
RANK | MODEL | フロント(mm) | リア(mm) | 合計(mm) | 差 |
1 | GIANT SLR 0 | 1.91 | 2.34 | 4.25 | -- |
2 | B社同クラスホイール | 1.83 | 2.60 | 4.43 | -4% |
3 | Z社同クラスホイール | 2.01 | 2.68 | 4.69 | -9% |
4 | E社同クラスホイール | 2.07 | 2.67 | 4.74 | -10% |
5 | R社同クラスホイール | 2.28 | 2.60 | 4.88 | -13% |
■ブレーキ性能
ブレーキ時の熱に耐える高ガラス遷移温度(Tg)レジンシステム等、革新的なリム製造技術のコンビネーションに
新しいSLRコンポジットブレーキパッドを合わせることによって、コンディションがウェットでもドライでも
優れたブレーキ性能を発揮します。以下が測定結果です。
ドライコンディションでのブレーキ性能(減速度 m/s2) ※高いほどよい | |||
---|---|---|---|
結果 | |||
RANK | MODEL | m/s2 | 差 |
1 | GIANTホイールとSLRパッド | 4.73 | -- |
2 | Z社同クラスホイールとパッド | 4.63 | -2% |
3 | R社同クラスホイールとパッド | 4.14 | -13% |
4 | B社同クラスホイールとパッド | 3.38 | -29% |
ウェットコンディションでのブレーキ性能(減速度 m/s2) ※高いほどよい | |||
---|---|---|---|
結果 | |||
RANK | MODEL | m/s2 | 差 |
1 | GIANTホイールとSLRパッド | 2.25 | -- |
2 | R社同クラスホイールとパッド | 1.98 | -12% |
3 | B社同クラスホイールとパッド | 1.23 | -45% |
4 | Z社同クラスホイールとパッド | 0.93 | -59% |
■タイヤ選択
チューブレス互換に設計されたリムにより、ライダーは標準的なクリンチャーとチューブレスタイヤのどちらも使用できるため、
地形やライディングスタイルの違いに合わせたタイヤの空気圧やハンドリング特性を選択することが可能です。
ENGINEERED DURABILITY 技術力による耐久性
ホイールの耐久性には様々な要素が関与しています。リムの耐熱性を増すことや、DBLテクノロジーでリアホイールの
スポークテンションを最適化すること、さらには製造における専門知識やプロセスをフル活用することによって、
GIANTのホイールシステムは全体的な強度や耐久性をより確かなものにしています。
■コンポジットリム
GIANTの独自技術である高ガラス遷移温度(Tg)レジンとオートメーションカーボン積層プロセスは、リム素材の密度を確実に高めることができます。
これらのプロセスとGIANTの圧倒的なコンポジット工学や製造ノウハウが相まって、ブレーキング時の摩擦熱を受け止め、
全体的な耐久性を強化したリムを製造することができるのです。
摩擦熱による影響を分析するため、ブレーキ耐熱性能についてSLR 0ホイールシステムと競合製品を共にテストしました。
テスト内容は、平均時速12.5kmで15分以上、75Whのブレーキ力をかけることを2回行うもので、タイヤの空気圧は100PSIにセットされています。
理想的な結果は、1回目のテストでリムの変形が無く、2回目のテストでもリムの破損無く終えることですが、実際には以下の通りとなりました。
ブレーキング耐熱性能のテスト | ||
---|---|---|
RANK | MODEL | 結果 |
1 | GIANTホイールとSLRパッド | 100%クリア。75Wh×2回で変形無し |
2 | Z社同クラスホイールとパッド | 80%クリア。75Wh×2回でブレーキ表面が変形 |
3 | R社同クラスホイールとパッド | クリアできず。1回目30Wh時点ででリムが破損 |
■スポークテンション
DBLテクノロジーはリアホイールが動的状態の時、対向するスポークのテンションを均衡させます。
これによりGIANTホイールシステムの全体的な強度や耐久性が向上するのです。

Line Up
ON-ROAD
165,000円 (税込)
SLR1 42 WHEELSYSTEM
OFF-ROAD
264,000円 (税込)
XCR 29 0 BOOST WHEELSYSTEM (HOOKLESS)
264,000円 (税込)
XCR 29 0 BOOST WHEELSYSTEM
242,000円 (税込)
XCR 27.5 0 BOOST WHEELSYSTEM
242,000円 (税込)
TRX 27.5 0 BOOST WHEELSYSTEM
220,000円 (税込)