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ツール・ド・フランス第9ステージは、ナンテュア~シャンベリーまで7つの難関山岳を含む全長181kmで争われ、今大会最難関のクイーンステージでもあるこのステージで、チーム・サンウェブのワレン・バルギル(フランス)がTCR ADVANCED SLとともにガッツのある走りで山岳ポイントを大量に稼いだ後、最終ゴールスプリントで僅差の2位になったものの、レース後山岳賞ジャージ「マイヨポワ」を獲得しました。
この日3つの超級山岳と終盤のモン=デュ=シャのテクニカルな下りに挑む過酷なコースで、チームは計画通りの完ぺきな走りを見せました。メイン集団に5人のライダーを送り込み、バルギルを中心に山岳でのポイント稼ぎとステージ優勝を狙います。最初の超級山岳ビシュ峠でバルギルは12ポイントを獲得、更に続く超級山岳グランコロンビエール、モン=デュ=シャでこの日の最高ポイントを稼ぎます。
バルギルはゴール後以下のようにコメントしています。
「今日は自分もチームもベストな走りだった。逃げ集団に5人行けたのはよかったね。マイケル・マシューズ(オーストラリア)が中盤のスプリントを制した後、チームは僕のために動いてくれたから良い状態で峠に挑めた。ビシュ峠ではサポートに応える最高の走りが出来て、トップで山頂を通過できたし本当に嬉しいよ」
最後の山岳を超えたのち、バルギルはTCR ADVANCES SLのコントロール性能を生かして後続に追いつかれることなくテクニカルな下りをクリアし、ゴールのシャンベリーへと駆け抜けます。しかし最終スプリント手前で後続グループに吸収されます。そしてスプリントを争ったリゴベルト・ウラン(コロンビア)とのゴールは写真判定に持ち込まれた結果、僅差で2位となりました。
チーム・サンウェブはバルギルの勇猛な走りでレース序盤を終え、最初の休息日を迎えます。7/7(金)の第7ステージではマシューズがプロトタイプのPROPELと共に3位を獲得。総合ポイント賞争いで現在2位につけるマシューズは今後もポイント賞ジャージ「マイヨヴェール」を狙います。
休息日明けの7/11(火)に、ペリグー~ベルジュラックまでの平坦基調な全長178kmで争われる第10ステージで、ツール・ド・フランス中盤戦が再スタートします。